戊辰戦争で江戸幕府が勝っていたら、太平洋戦争にはならず、平和だったのではなかろうか

徳川慶喜とは罪深い人間と思う

以前のNHK「晴天を衝け」では、幕末が描かれていたが、蚤野は幕末フェチである。

特に徳川慶喜には目がない。部下の意見を聞かず、孤立し、調子の良いときは尊大な態度を取り、ひとたび形勢が悪いとなると途端に尻尾を振るところなどは蚤野とそっくりだ。

蚤野は「長い物には巻かれろ」「寄らば大樹の陰」という考えを持つ者なので、幕末当時に生きていたら幕府側に付いていたであろう人間だ。

幕府側から見たら、薩長がやったことは正にクーデター。暴力で政府をひっくり返したのだ。

大政奉還しても現実的には幕府が事実上の政権を担っていたため、強盗、放火などを繰り返して挑発して戦闘に持って行ったのだ。

結局は薩長が勝って新政府が出来上がり、その後の歴史は新政府により作られた。

新政府は諸外国が植民地政策を取ってるのを見て、それなら日本もということで幾多の戦争で台湾、朝鮮、中国などをもぎ取って行った。

時は流れ、昭和の始め。政府は大東亜共栄圏などと聞こえの良いネーミングで植民地化を進めていった。

それを面白くなく見るアメリカ。石油の輸出をストップし兵糧攻めにしたうえでもぎ取った領地を返せとせまってきた。

幾多の戦線で多くの犠牲者を出してもぎ取った領地、今更返せない、戦争はやってみないと分からないという軍部の先行で太平洋戦争に突入。

結果は慘敗。歴史に「もし」などはないが、もしも戊申戦争で菷府が勝利していたら、薩長が負けていたらと良く思う。

もしも幕府が続いていたら、どんな歴史になっていたのか。幕府も諸外国が発展しているからこそ慶喜の弟、徳川昭武を含め多くの人々を留学させていた。別に薩長じゃないと近代化ができないというわけではない。

暮府を中心としての中央政府を作れば良いだけなのだ。あのとき慶喜が恭順などしなければ、部下を残して江戸に戻らなければ日本の歴史は大きく変わっていただろう。

太平洋戦争など起きなかったかも知れない。返す返す徳川慶喜とは罪深い男だ。

こうした考えは共産主義に通じるかも知れないが、蚤野は、根っからの右側の人間である。主義主張より作られた歴史ではなく、真実の歴史観を持ちたいと思っている。

その願いが妄想を生んでいる。