忘れもしない2020年春、新型コロナウイルスが出現し、マスクが品切れとなる自体が生じた。今までの中国産マスクの輸入がストップし、国内のマスクは枯渇。そんな中、異業種のシャープがマスク生産に乗り出した。
当初、国民の救世主と思われたシャープだったが、その価格を見て驚いた。今まで50枚入りが500円程度だったのが、一気に3,000円。何のことはない、足元を見て儲けを出す手段としてマスク生産に着手したというものだ。
しかし、当時は他に選択の余地がなく、申し込んだ。申し込んだと言っても争奪戦になってしまったので、サイトは繋がらず。いくらやってもエラーとなって、諦めた。当然、購入などできなかったのだ。
こうしたマスク争奪戦はすぐに終わったことも記憶に新しい。中国でのコロナが収まり、再び輸入が開始したのだ。その結果、マスクの価格は下落、通常価格に戻った。
やれやれと安心していたときから、始まったのがシャープからの迷惑メール攻撃。
内容を掲載したいが、親切にもメール内に「このメール内容の転載・引用は、ご遠慮ください。」と書かれているので内容は掲載しないが、要は抽選に当たったから購入できるので、購入せよという宣伝メール。誰が今更3,000円近くのマスクを買うものか。
内容が掲載できないのでタイトルだけでも掲載させてもらうと次のとおり。
残りあと1日【5月17日(月) 17:00まで】【再案内 ご当選のお知らせ】シャープ 不織布マスク MA-1050(ふつうサイズ)ご購入手続きのご案内
【5月17日(月) 17:00まで】【再案内 ご当選のお知らせ】シャープ 不織布マスク MA-1050(ふつうサイズ)ご購入手続きのご案内
【今なら10%OFF】シャープ 不織布マスク MA-1050(ふつうサイズ)ご当選のお知らせ
【抗菌タイプ新発売!】シャープ 不織布マスク(ふつうサイズ)ご当選のお知らせ
こんなメールが月に3回も来るようになったもんだからたまらない。普通は、こうした宣伝メールには配信停止の案内があるはずだが、このシャープマスクからのメールにはそうした案内は一切なし。
メールの配信停止は受け付けないという戦法。
仕方ないのでググって出てきたのがマイナビニュース。おお、マイナビのようなメジャーサイトでもこの問題を扱っているのかと感動した。
シャープのマスク抽選販売はこれまで、一度応募して当選・購入した場合も、応募データが自動的に次回以降の抽選対象となっていた。
今後、抽選販売への参加を希望しない場合、専用ページから応募時のメールアドレスを使って、抽選への参加取り消し手続きを行う必要がある。取り消し方は以下の通り。
- 「抽選への参加の取消手続き」ページにアクセス
・ふつうサイズマスクの抽選参加取り消しページ
・小さめサイズマスクの抽選参加取り消しページ- 申込み時に入力したメールアドレスを入力
- 「私はロボットではありません」にチェックを入れる
- 送信するボタンを押す(入力したメールアドレスに認証コードが送信される)
- 認証コードを入力して送信する
マイナビさんは大手サイトなので、感情を入れずに淡々と事実を掲載しているけど、以下のシャープからのツイッターも掲載していた。これを見るとマイナビさんも、このメール問題を苦々しく思っていたものと思う。
皮肉にもこれが縦長サムネを活用したはじめてのツイートであった
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) May 7, 2021
それにしても、このツイッターの内容。シャープの自虐ネタかと言いたい。「マスク購入の度重なる当選連絡にうんざりされている方へ。」って、うんざりしているって分かっているんなら、やめんかい!!「皮肉にもこれが縦長サムネを活用したはじめてのツイートであった」皮肉って、皮肉と思うなら、やめんかい!!