久しぶりにフリースタイルリブレを装着すると、その使い方を思い出すのにしばらく時間がかかった。このため、自分の覚書として具体的な使用方法をメモしておきたい。
と言っても、そんなに難しいものではない。電源スイッチを入れて測定する、ただそれだけのことだ。
フリースタイルリブレセンサー読み取り機器の使用方法
センサーを装着してから、機器のスイッチを入れる。画像のようになっているので、「新しいセンサーを起動」を選択して、機器をセンサーに近づける。ピーと音がなり、画面に1時間経ったら測定開始というメッセージが出る。残念ながら、その画像は撮り忘れたが、確かそんな感じだったと思う。
これで、センサーは15分毎に測定を開始する。
次に、センサーが測定したデータを機器に読み込ませる。電源スイッチを入れて出てくる初期画面で「センサーデーターを取得します」を選択する。すると、図のように「ピープ音が鳴るまでセンサーの近くで読取装置を保持します。最大で5秒かかります。」という画面が出てくるのでそのとおり行う。
ここで、最大5秒程度かかると言っているがデーター量により異なる。読み取るデーターが少なければ瞬時にピープ音が鳴り、読み取りが終了するが、14日も近くなってくると確かに5秒かそれ以上かかるようになる。
機器がセンサーデーターを取得し終えると「センサーがグルコースデーターの取得を終了しました」と表示される。
「表示する」をクリックすると図のように過去の推移が機器で見ることができる
「次へ」をクリックすると「レポートを作成するには装置をコンピューターに接続します。」と表示されるので、USBでパソコンに接続する。
この接続は、別にこの画面まで進む必要はなく、データーを取得してすぐに繋ぐことができる。接続せずに「完了」をクリックすると初期画面が出るが上部に「転送データー」と表示されている。
フリースタイルリブレソフトの使用方法
以上が機器の使い方だが、次はソフトウェアの動作について見てみる。
これで何ができるかは先に記載したので参考にしてほしい。
現在、リアルタイムで機器に接続できているとして動作を見てみる。
ソフトを立ち上げると図のようになり、機器を接続するよう促される。
USBで機器を繋ぐと図のように「接続中」の表示が出てから機器が接続され、レポートの作成や読み取り装置の設定を行うことができるよになる。
ちなみに、「読み取り装置の設定」とは時刻の設定、上限値、下限値の設定が可能だ。時間の設定は使う前にしておかないと以降、現実の時間とは異なるずれた時刻で登録されてしまう。私はこれに気が付かず、実際に13分もずれた時間で測定してしまったので、先のソフトを作らないとならなくなってしまった。この辺りについても別稿にて触れたい。
レポートの作成やデーターのエクスポートなど、このソフトを使おうとすると図のように名前やIDを入力する画面が出る。ここでは何かを入力しないと先に進まないので適当な文字列を入れる。
異なるデーターを一度に処理するわけではないのでここで名前等を入力する意味は全く不明だが、ソフトでそうなっている以上何かを入れないとならない。ここで入力したものはデーターの一番最初に表示される。
レポートの作成をクリックして名前等を入力すると先の資料が閲覧、印刷が可能となる。ここではデーターのエクスポートを見てみる。
図のとおりメニューから「データーのエクスポート」を選択するだけだ。
名前を付けて保存ダイアログが出るので保存先に適当な名前で保存するとテキストファイルとしてデーターを保存することができる。データーの仕様についても先の説明を参考にしてほしい。
このソフトは機器から受けたデーターを保存していない。データーのエクスポートでテキストファイルでデーターを保存することはできるが、その保存データーを読み込むことはこのソフトではできない。なので、あくまでも機器を接続したときだけその機器の内容を資料として作成することができるだけだ。
この辺りは不思議だ。医師が各患者のデーターを保存しておいてパソコンで再度確認するということは想定していないようだ。
機器についても各人のデーターを保存するようにはなっていない。そのセンサーの使用を終えた機器は、次のセンサーを開始するまでは機器にデーター保存が行われているが新しいセンサーを読み込んだら、古いデーターは消えてしまっている。
尤も、もしも残っていたら、次に使う人が他人のデーターを見ることができてしまうので、それはそれで不都合となってしまうのだろう。操作方法も難しくなるだろうし。
だから、自分で測定した分が登録されている機器が手元になければ、このソフトは何の役にも立たない。なので、エクスポートしたデーターを後で自由に閲覧したり、グラフを作成するソフトを作成してみた。これについては別稿で説明する。
なお、以上は、貸与されたPro版での説明である。医師が沢山の患者に対して、また、患者はセンサーを取り付けただけで後は何もしないことを想定しているので、個人で使うものとは若干、操作方法は異なるかも知れない。私と同じようにPro版を貸与されている方の参考になればと思う。個人用とも共通の使い方もあるかも知れない。