血糖測定器「FreeStyle リブレ」で検証、一食を少なくして食事回数を増やすと血糖値はどうなるか

食後に高血糖になるなら、一日の食事の総量は変えずに一度の食事量を減らして何度も食べるという食べ方はどうなのだろうか。

通常、一日の食事は朝昼晩と3回に分けているが、別に3回に分ける必要はない。一回の食事量を大幅に減らして、その分、回数を多くした方が一度に食べる食事量が減るので食後高血糖は抑えられるのではないかというものだ。

ただ、単純にそうなるのかという疑問もある。確かに食後高血糖が出現しないとしても、常に食べ続けることで、常に高い血糖値が維持されるということも考えられる。

というわけで、カレーライスを朝7時から晩の10時まで15回に分けて食べてみた。一食分のご飯250グラムを5回に分けて3食分と同量を食べるという計算だ。

一日15回の食事など普通なら考えられないが、まあ、試しということでやってみた。一度の食事量は1/5となる。

青いグラフが今回の食べ方でやってみたもので、茶色いグラフは比較用で殆ど1日食事を取らなかったときである。

予想通り、食後高血糖は回避できている。ところどころピークはあるものの、怖れていた高値維持ということにもなっていない。

1時間毎の食事などは現実的ではないが、一度の食事量を減らして回数を多く食べるというのは食べ方としては正解と思う。

常に冷蔵庫を友として、間食だけの食生活もあながち「あり」なのかも知れない。