コロナワクチンを打つように説得することはどうなのだろうか
30代の息子と同居している。彼はコロナワクチンを打たないという。若いからとか健康に自信があるからという理由ではない。アレルギー体質なので、どんな副作用が出るか分からないからというものだ。
確かに息子はアレルギー体質でアトピー性皮膚炎がひどい。鼻炎でも薬をもらっている。喘息こそないが、ワクチンでどんな副反応が生じるかは分からない。だから、接種を恐れる気持ちは分かる。
しかし、これだけコロナが猛威を振るっているなか、感染の可能性は非常に高い。ひとたび感染したら、いくら若者といえども重症化するリスクは高い。
重症化で済めば良いが、亡くなる場合もある。20代でさえ亡くなる人がいるほどだ。
副作用の殆どは一過性だ。倦怠感、接種場所の痛み、発熱くらいなものだ。アナフィラキシーショックもあるがこちらは発症したとしても治療ですぐに良くなる。
コロナワクチンを接種したがために亡くなった人もいるが、その殆どが接種との因果関係が不明だ。アナフィラキシーショックで直接的に因果関係が判明している例もあるようだが、絶対数は数えるほどだ。
だから、接種は怖くはないと思っている。コロナ予防効果を考えると打たない選択肢はないと思う立場だ。もしも、何があるか分からないというような漠然とした不安感ならば、交通事故が怖いから外出しないと言っているようなものだと思っている。
蚤野は2回打っても副作用は殆どなかった。妻は2回目で少し熱は出たものの大したものではなかった。妻の母や蚤野の姉も何ともなかった。身近な者が大丈夫だったのを見て、息子の考えがいくらか変わるかと思っていたが、変わっていないようだ。
息子がコロナワクチンを打たないことは妻から聞いたもので蚤野が直接話したわけではない。これから、話そうとは思うが、こればかりは親が強制すべきものではない。
当然のことながら、コロソワクチンを打つ、打たないは個人の自由だからだ。だから、コロナワクチンを打つように説得することはどうなのだろうかとも思っている。
ただ、親としては打ってもらいたい。息子が感染して苦しむところを見たくないし、亡くなるリスクを考えるとどうしても打ってほしいと思う。
親の愛情かも知れない。果たしてこれから息子を説得するべきなのか、説得するなら何て言って説得するか頭を悩ませている。