ヨーグルトを作るヨーグルトメーカーで明治R1を量産!自家製ヨーグルトの作り方まで徹底解説。風邪やインフルエンザ予防に本当に効果があるのか実験してみた

ヨーグルトメーカーとは?ヨーグルトを作る機械の基本

ヨーグルトメーカーは、自宅で簡単にヨーグルトを作ることができる便利な家電製品です。市販のヨーグルトを種菌として牛乳と混ぜ、一定温度で発酵させることで、大量のヨーグルトを作ることができます。この「ヨーグルトを作る機械」は、温度管理を自動で行ってくれるため、初心者でも失敗なくヨーグルト作りに挑戦できます。

特に注目されているのが、明治のR1ヨーグルトを種菌として使った自家製ヨーグルト作りです。R1ヨーグルトは免疫力向上に良いと評判ですが、毎日購入すると月に4,000円近くかかってしまいます。そこで、ヨーグルトメーカーを使って量産する方法が人気を集めています。

R1ヨーグルトを飲み続けることで免疫が高くなり風邪を引きにくくなると言われている理由

R1ヨーグルトには1073R・1乳酸菌という特別な菌株が含まれており、この菌が免疫細胞を活性化させると言われています。私自身、風邪を引きやすい体質で、風邪に効果があると言われているR1ヨーグルトを結構続けて飲んだことがあります。

しかし、残念ながら当時は効果を実感できませんでした。でもこのときは、飲んだと言っても、せいぜい3日に1本程度だったので効果が出ていなかったのかなと思っています。継続的な摂取が重要だと後になって気づきました。

ヨーグルトメーカーは節約になる?ならない?コスト分析

「ヨーグルトメーカー 節約にならない」という検索をする方も多いようですが、実際のところどうなのでしょうか。詳しく計算してみましょう。

市販のR1ヨーグルトを購入する場合のコスト

・ R1ヨーグルト1本:約130円
・ 毎日飲むと月額:約3,900円(130円×30日)
・ 年間:約46,800円

ヨーグルトメーカーで自作する場合のコスト

・ ヨーグルトメーカー本体:3,000円〜5,000円(初回のみ)
・ 牛乳1リットル:約200円
・ R1ヨーグルト1個(種菌用):約130円
・ 1回の製造で約1リットル作れるので、1杯あたり約33円
・ 月額:約1,000円(種菌は週1回交換として)
・ 年間:約12,000円+本体代

結論として、ヨーグルトメーカーは節約になると言えます。年間で約3万円以上の節約が可能です。ただし、衛生管理や手間を考慮すると「ヨーグルトメーカー 節約にならない」と感じる方もいるかもしれません。時間や手間も含めて考える必要があります。

ヨーグルトメーカー アイリスオーヤマなど人気機種の選び方

ヨーグルトメーカーを選ぶ際、多くの方が「ヨーグルトメーカー アイリスオーヤマ」で検索されています。アイリスオーヤマ製品は価格が手頃で機能も充実しており、初心者にもおすすめです。

選ぶポイント

1. 温度調節機能:R1ヨーグルト作りには43℃前後の温度管理が重要
2. タイマー機能:8〜10時間の発酵時間を自動管理
3. 容器の種類:牛乳パックごと使えるタイプが便利
4. 価格帯:3,000円〜5,000円程度が一般的

アイリスオーヤマのヨーグルトメーカーは、これらの機能を備えながら手頃な価格で購入できるため、コストパフォーマンスに優れています。

ヨーグルトメーカーを買ってR1ヨーグルトを作ってみた

と言うのも、結構、価格が高いので毎日飲み続けることができなかったからです。毎日1本飲むと4千円近くかかってしまいます。流石に、ヨーグルトだけで4千円は貧乏人にはきついです。

もしも毎日飲んだらどうなるか、本当に風邪予防に効くのかということが気になっていました。と思っていたら、何と、ヨーグルトは種菌さえあれば自分の家で作れるのではないか。そのための機器も安価で売っているではないか、と気づきました。

そこで早速ヨーグルトメーカーを購入してみました。

自家製ヨーグルトの作り方:基本的な手順

ここでは、ヨーグルトメーカーを使った基本的なヨーグルトの作り方を説明します。

必要なもの

・ ヨーグルトメーカー本体
・ 牛乳1リットル(未開封)
・ R1ヨーグルト1個(種菌用)

ヨーグルトの作り方:詳細手順

1. 衛生管理:手をしっかり洗い、使用する器具を熱湯消毒する
2. 混ぜる:牛乳パックから少量の牛乳を取り出し、R1ヨーグルトを入れてよく混ぜる
3. セット:牛乳パックごとヨーグルトメーカーにセット
4. 温度設定:43℃に設定(R1ヨーグルトの場合)
5. 時間設定:8〜9時間にセット
6. 発酵:スイッチを入れて待つだけ
7. 冷蔵:完成したら冷蔵庫で冷やす

このヨーグルトの作り方なら、誰でも簡単に自家製ヨーグルトを作ることができます。R1ヨーグルトを種菌として牛乳に入れて良くかきまぜてから、牛乳パック自体を本体にセットして、スイッチを押すだけで8時間後には出来上がっています。

作ってみた感想:味と品質について

作ってみた感想としては、「これはいける」と感じました。ヨーグルト特有の独特の酸っぱさがあって、間違いなくヨーグルトであることは分かります。菌の培養には成功しているようです。

しかし、出来上がった味は確かにヨーグルトではあるものの、全体的に味が薄いです。巷で言われている牛乳っぽさは余り残ってはいないですが、はっきり言って市販のR1ヨーグルトの味に比べると、あんまり美味しくはありません。

ただ、その後、牛乳によって、とろみ感や味が全然異なることを発見しました。脂肪分が多い牛乳の方が味は濃いです。好みかも知れませんが、少しオリゴ糖を混ぜた方が美味しく飲めます。

市販のR1ヨーグルトと同じものができるのか?

全く同じR1ヨーグルトが出来上がっているかと言えば、メーカーでは全く同じものはできないと念を押しています。

まあ、確かにそうでしょう。メーカーがR1ヨーグルトを種菌としてヨーグルトを作ると、全く同じR1ヨーグルトが出来上がるとは口が裂けても言えないでしょう。そんなことをするとR1ヨーグルトは売れなくなってしまいます。と、考えるともしかすると全く同じ効果のR1ヨーグルトが出来上がっている可能性はあるのではないかと考えています。

実際には、工場の厳密な温度管理や菌株の管理、製造環境などが家庭とは異なるため、完全に同一のものを再現するのは難しいでしょう。しかし、主要な乳酸菌は引き継がれているため、一定の効果は期待できると考えられます。

ヨーグルトメーカー R1で風邪予防に効果はあるか

ただ、全く同じR1ヨーグルトであったとしても、果たして風邪予防に効果があるのかどうかということが大きな問題です。

これに関しては、R1ヨーグルトを摂取するとインフルエンザに罹患する割合が減るというメーカーの実験結果が宣伝されています。

近場の小中学校で常飲しているグループとしていないグループに分けて罹患率を調べたところ、大差で常飲したグループの方が罹患率が低いという結論が得られたといいます。

誰もがこの結果を見てR1ヨーグルトを摂取するとインフルエンザにかからないのだから、絶対に風邪ごときにはかからなくなると思うでしょう。

実験結果への疑問点

しかし、私はこの結果を懐疑的に思っています。先ず、R1ヨーグルトをどの程度飲ませたかが書かれていません。それに、R1ヨーグルトが体に合わない者もいると思うのに全員に与えたように書かれているのは不自然です。(もしかすると飲んでいない者は省いているのかも知れませんが)

次に、インフルエンザの予防接種率が不明です。接種率はもしかすると学校の啓蒙の違いによる差が生じているのかも知れません。もっとはっきり言うと、R1ヨーグルトを常飲した学校は特にインフルエンザの予防接種率が高く、インフルエンザに罹患しないのはR1ヨーグルトの摂取というよりもインフルエンザの予防接種のおかげだったのかも知れないというオチが隠れているのではないかということです。この辺りは全く触れていないので各校で条件が全く同じということは言えないと思っています。異なる条件の元の結果に信頼性はないでしょう。

また、R1ヨーグルトを常飲した学校が常飲する前後ではどのように罹患率が変わっているかの言及もありません。もしかすると、常飲する前から低かったのかも知れません。加えて、盲目試験すら行われていません。

ヨーグルトが免疫に作用して風邪をひきにくくなるとの医学的実証はされていないと言われていることを合わせて考えると、R1ヨーグルトで風邪にかかりにくくなるということは懐疑的に思っておいた方が無難です。

尤も発酵食品は一般的に体に良いと言われているので、何らかの効果があることは推測程度ならできるということを申し添えておきます。

R1ヨーグルトを飲み続けて良い人、避けるべき人

このように懐疑的に思っていますが、エビデンスがないということは民間療法と同じです。エビデンスがないから、効果がないと言い切るのは早計です。エビデンスがないので効果がないと断言できるなら、このような実験は端から必要ないのです。エビデンスがなくとも、効くときは効くのかも知れません。

飲み続けて良い人

・ 私のように実験をしたい人
・ R1ヨーグルトは効かないかも知れないという前提のもとダメ元で飲む人
・ 単にR1ヨーグルトの味が嗜好品として好きな人
・ 健康維持の一環として発酵食品を取り入れたい人

避けるべき人

逆に絶対飲み続けてはいけない人は、R1ヨーグルトを飲み続けていると絶対に風邪にかからないと思って、本当は飲みたくないのに我慢して飲んでいる人です(そんな人がいるのかどうか分かりませんが)。裏切られたときのショックが大きいからです。

ヨーグルトメーカー 食中毒のリスクと予防法

注意:ヨーグルトメーカー 食中毒について

ヨーグルトメーカーを使った食中毒のリスクは、雑菌の混入や不適切な温度管理が主な原因です。発酵に適した温度帯は雑菌も増殖しやすく、手や容器、器具の衛生管理が不十分だと食中毒につながります。

食中毒を防ぐための重要ポイント

1. 製造前の徹底的な消毒
・ 使用する器具やスプーンは必ず熱湯消毒する
・ 手をしっかり石鹸で洗う
・ 作業台も清潔にする

2. 発酵時の正確な温度管理
・ 43℃前後を維持する(高すぎても低すぎてもNG)
・ ヨーグルトメーカーの温度設定を確認する
・ 発酵時間を守る(長すぎると雑菌繁殖のリスク)

3. 牛乳の取り扱い
・ 未開封の新鮮な牛乳を使う
・ 牛乳パックを開けるときは最新の注意を払う
・ できるだけ内側に触れないようにする

4. 保存方法
・ 完成後は速やかに冷蔵庫に入れる
・ 3〜4日以内に消費する
・ 異臭や変色があれば食べない

このため、作るときは手を洗い、牛乳パックを開けるときも最新の注意を払いできるだけ内側に触れないようにします。ヨーグルトメーカーでの食中毒を避けるには、これらの基本的な衛生管理を徹底することが不可欠です。

ヨーグルトメーカーで節約しながら健康習慣を

ということで、今回購入したヨーグルトメーカーでこれからR1ヨーグルトを毎日飲み続けて行くこととしました。効果がなくともヨーグルトの味だけでも私は好きだからです。今迄金銭的に継続できなかっただけだから、量産して飲み続けることができるのは大変嬉しいです。

ヨーグルトメーカーを使えば、市販品を購入するよりも圧倒的に安くヨーグルトを作ることができます。初期投資は必要ですが、長期的に見れば確実に節約になります。「ヨーグルトメーカー 節約にならない」という意見もありますが、継続的に使用すれば必ず元は取れるでしょう。

まとめ:実験結果の報告

「R1ヨーグルトを飲み続けることで風邪にかからなくなるかどうか」の答えについては、飲み続けて、後日、その結果を報告したいと思います。

2月11日追記:3ヶ月後の結果

かれこれ飲み続けて3か月以上が経ちました。例年、1月、2月は必ず風邪を引いていましたが、今年は引いていません。まだ、3か月ぐらいなので、これがR1の効果かどうかはまだ分からないことから、更に後日報告したいと思います。

ヨーグルトメーカーを使ったヨーグルト作りは、節約にもなり、健康習慣としても優れています。ただし、食中毒のリスクには十分注意し、衛生管理を徹底することが重要です。アイリスオーヤマなどの信頼できるメーカーの製品を選び、正しい作り方で美味しく安全なヨーグルトを楽しみましょう。