スマホ料金を徹底的にケチる方法、格安SIMはこう選ぶ

大手キャリアのスマホ利用料は最低でも月5000円以上はかかります。果たしてそこまで費用をかけるようなものなのかと思い、私は随分前から格安SIMを使っています。それでは、格安SIMをどのような観点で選ぶのが良いのでしょうか。

格安SIMを選ぶ観点

スマホはネット環境と電話の二つの事柄で見て行かなくてはなりません。大手キャリアと契約した場合はこれらが自動的にセットとなっているので何も考えることはないですが、そのままでは勧められるまま高い契約をしてしまいます。通信費を抑える場合はひとつずつ検討することになります。

ネット環境については格安SIMの一択です。機種によって使えるSIMが決まる場合がありますので事前に当該機種にSIMが使えるかどうかを確認しておきます。SIMフリースマホであれば殆どのSIMが大丈夫で、この場合は、海外に行ったときに当地のSIMを入れて使うこともできますので大変お勧めです。

格安SIMは一定の容量制限があり、その制限を超えると極端に速度が遅くなりますが、家でWi-Fi環境があるならば制限を超えることは、まずありません。外でバンバン動画を見るという人は制限を超えるかも知れませんが、ダウンロードをしておいてオフラインで見るなどを考えるべきかと思います。

私の場合はhi-hoという格安SIMが3枚で1620円というものを使い、妻、子供と使っていますが毎月2Gの容量の大半を残しています。

問題は電話です。スマホで電話をする方法は大手キャリアの電話を除き大別して以下の5つの方法があります

①電話機能付格安SIMを使う

格安SIMにも電話機能を持つものがありますが、電話料金は高いですし、無料通話はありません。着信以外に電話を使うことがない場合は、この電話機能付きの格安SIMを使っても良いですが、いざ、電話をかけるというときには、相応の電話料金がかかりますのでお勧めしません。大手キャリアの回線を借用しているので無料通話を入れると格安にはならなくなってしまうようです。

②IP電話を使う

インターネット回線を使う050プラスなどのIP電話やライン電話などがあります。

しかし、自分の場合は許容することができませんでした。音質は全然問題ないですが、声が遅延するのが我慢できません。気にならないという方は、このIP電話を使うことで電話番号も持つことができ、格安で通話することができますのでお勧めです。格安SIMのネット回線でそのまま使うことができ、他のSIMは必要としません。基本料金がかからず、通話時だけ料金が発生するというものもあります。110番、119番はかけれないということなので注意が必要です。

③ガラケーとの2台持ちをする

何ら芸がない方法ですがスマホはネット用と割り切り、ガラケーとの2台を常に持ち歩く方法です。こうした人も結構います。スマホは格安SIMで、通話はガラケーでキャリアの安いプランを使うというものです。2台持ち歩く手間、充電も2台しなければならないという手間を厭わないならお勧めかも。

④1台のスマホに2枚のSIMを入れる

これが私がやっている方法で、一番のお勧めです。③の方法と同じくSIMは格安SIMとガラケーのSIMを使います。1台のスマホに2枚のSIMを入れてネットは格安SIMで、通話はガラケーのSIMで行うというものです。イメージとしてはガラケーとスマホが1台になったスマホを買うというものです。2年ぐらい前までは2枚のSIMを入れるスマホは同時待ち受け(接続)ができないというものばかりで、SIMを切り替えてネットと電話を使うという面倒なものでしたが、昨年から同時待ち受け可能なスマホが沢山発売されるようになりました。細かく言うとネット接続時には同時には着信はできないのですが、SIMを切り替えることなくネットも電話もできるので使い勝手は大手キャリアのスマホと全く同じです。購入する場合は必ず同時待ち受け可能かどうかを確認する必要があります。

⑤VPNを使う

これは、家の電話が光フレッツのIP電話のみでできることらしいです。私はAU光ですのでやったことはないのですが、スマホから電話をかける究極の方法です。スマホからネット回線を利用して家の電話に専用回線(Virtual Private Network)を構築して、スマホを家の電話に接続させて、家の電話から電話をかけるというものです。つまり、どこにいてもスマホが家の電話の受話器になるというものです。光フレッツのルータにはその機能が付加されているということですので、興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか。

 

 

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以上ですが、メールはどうするかと言えば、これはGooglメールやLineで済ませることです。ガラケーのSIMをスマホに挿した場合でもショートメールはそのまま使うことができます。

なお、電話を頻繁にかけるという場合は大手のかけ放題の方が結果的に安くつきます。ただ、この場合でも特定の相手にかけるのか、そうでないかでも選択が違って来ます。

ということで私のスマホ代は格安SIM代540円、ガラケーSIM代934円の計1474円で済ませていますが、何一つ不自由はありません。いつでもどこでもネットができて用事があるときには電話もいつでもかけることができます。電話は月25分の無料通話付で2か月繰り越せるので電話代は基本料金以上かかることは殆どありません。