kkday

今回の台湾旅行に出る前、風邪気味で、最後の最後まで旅行に行けるか分からなかったので、旅行の詳細は考えていなかった。

何とか体調も戻ったので出発することができて、旅行一日目の深夜にパソコンを見ていたら、グーグルの広告が目に付いた。KKday社の台湾一日現地ツアー600元。本当に憎いねグーグルさん。なんで自分が探しているのが分かるのかと思いつつ、内容を確認したところ、野柳、十分、仇分と行きたいところ全部に連れて行ってくれるツアーではないか。

予約も、明日こそは締め切っているものの、明後日なら可能。早速申し込んだ。

当日は午前8時45分に台北駅東口に集合。前日に場所は確認していたので、迷わず到着。台北駅東口前となっていたので、てっきり外での集合かと思っていたが、5分前になっても誰も現れない。

と、KKdayと呼び声が聞こえたので近寄ると、なんと、台北駅東口の構内での集合だったようで、既に多くの人が集まっていた。

ガイドにバウチャーを見せたところ、7番と言われる。なるほど、点呼は番号で行われることに納得。

バスに乗り込み、出発。まず始めに、ビデオで非常設備等の説明があり、その後、ガイドが自己紹介や注意事項を話す。

特に、時間厳守であること。以前、時間に間に合わなかった人がいて、既に、バスは出発済みで、連絡を受けたので、次の場所までタクシーで来るように言ったところ、バカ高いタクシー料金で驚いていた。なので、絶対に時間には遅れないこととの注意。

現地ツアーの集合時間に間に合わなかったら、日本では、ある程度は待ってくれるだろうが、きっと外国ならシビアなのだろうと納得。

ガイドは、なぜだかハイテンション。

「みんな台湾は初めて?私はもう今週5回もここに来てる。」って仕事だから当たり前だろう。
「一人で参加の日本の方友達できますよ」って余計なお世話だ。

バスのナンバーやガイドの電話番号の周知があり。

7か国11グループが乗車しているとのこと。シンガポール、インドネシア、フィリッピン、ベトナム、マレーシア、韓国、日本と、東南アジアの殆どの国から来ている。

 

野柳に到着。ガイドは星形の目印を持って入口まで案内。まるでコメットさんのようないでたち(知らないだろうな~)。

 

野柳の入り口。

 

写真のような、突起した物体がいくつもある。これはこれで見ごたえあり。

1時間の自由時間だが、45分ぐらいでバスに戻ると、バスには鍵がかかっていて、誰もいない。日本だと、相当前から運転手、ガイドが待機しているものだが、このツアーはぎりぎりにならないと戻らないようだ。

十分に向けて出発。このツアーに昼食が含まれていない理由として、多国籍の人達なので対応不可とのこと。「仇分に着くのは1時半ごろになるのでお腹が空く、なので、・・・・・」

「なので」以降がどうも聞き取れず。しばらくすると、ガイドが集金してきた。う~ん、どうも何のお金か分からない。チキン、チキンと言って来る。分からない旨伝えと、ランチと言って来る。昼食がなんだというのだろう。まあ、昼食の事前注文かと思い「Yes」と答えておいた。

それから、十分でランタンを上げる事前選択をするようにということで、パンフレットを見せられ一人ずつ注文を取っていた。単色150元、多色350元。お金がかかるなら、大して上げたいとも思わないが、パスするという選択はないようだ。

それから、「土産物が安い。台北では〇〇元するのにここでは、いくらだと思うか」とゲーム的なサービストークのようなことを言ってきて一人ずつ聞いてきた。一番値段が近い人にその商品をプレゼントしていた。

十分に着いた。線路脇で様々な店が営業をするという、観光スポット。土産物屋に連れて行かれ、ここで、先のランタンの料金を支払い、現物を渡された。皆がやっているようにクリップで留めて、表に願い事を墨で書く。

まあ、この齢になると、願い事なんて、「家内安全」ぐらいしかないし、そんなのわざわざ書くのもな~ということで、「天まで届け」というどうしょうもない文言を書く。

5分で十分なのに、そこでは結構待たされた。店頭まで持っていき、店の人が上げてくれた。ロウのような発火材に火を付けて、その力で飛ばすようだ。

スマホのカメラを渡し、写真を撮ってくれた。

ランタンはこんなものだろう。しかし、こうして飛ばし終わったランタンはゴミに間違いない。どうやって回収するのかがとても不思議だった。

ここで、ガイドがケンタッキーフライドチキンのような鳥の足を1本渡してくれた。これがさっき言っていたチキンのことだったのだ。要は、さっきは、「昼食まで時間があるので私がチキンを手配してあげる。食べたい人は申し出て」ということを言っていたのだ。で、チキンを渡され65元をその場で支払った。何だろう、この味は。東南アジた独特の香辛料の味。美味くない。

近くを時間までブラブラと見て回り、再度、同店で集合し、バスへ。

次は最後の仇分である。

「今日は7か国の人達がこのバスに乗っています。それでは、各国代表して歌を・・・・」ということらしい。

「二人で来ているフィリッピンの方」と指名したら、20歳ぐらいのフィリッピン人女性が立ち上がり、名前を告げてから「各国から来ているので、皆さんの知っているテレサテンの歌を歌いますね」と言い、アカペラで歌い始めた。その歌がとっても上手い。歌手が紛れ込んだのか、このツアーの演出なのかと思うほどだ。

おやおや、異国の人達ってアグレッシブだなと思っていたが、その後に指名された人達は「no thank you」。そりゃそうだろう。最後に「タイから来た4人組み」と指名されたら、これも20歳ぐらいの女性4人組が「あんた歌いなさいよ」的な雰囲気で一人を指名。この子は可哀そうに、声も震えて、歌も下手。

で、これで終わり。って、ガイド、お前は歌わんのかい。

仇分に着く前に、ガイドは、小型バスに乗り換えると言い、バス代30元を集め始めた。

そして、「セブンイレブンから入るが集合場所はセブンイレブンではないので注意をすること」と話すが、どうも上手く聞き取れない。到着した所と、出発するところが違うのか、それじゃどこが集合場所かと思っていたが、案ずることはなかった。

待ち合わせ場所。

バスから降りてセブンイレブンから30メートルぐらい入った店で一旦解散して、この店で2時間後に集合とのことであった。

仇分では、疲れていたこともあり、商店街を回ってレストランで一休み。
帰りは、そのまま、出発地と同じ台北駅へ5時頃着いた。

東南アジアの人達が多く乗っていたが、だからと言って南国の陽気さがあるわけではなく、車内は物静か。日本人のツアーと全く変わらなかったというのが実感。

ちなみに今回は現地での費用は全て個人負担だったが、英語ツアーだから個人負担ということはない。同じツアー広告では平日はコミコミでもっと低額だった。要は、土日には割高にしておいて(それでも安いが)、その金額が目立たないように個人負担させたのだと思う。価格も一定ではないようだ。そうした戦略もあってしかるべきだろう。

 

今回のツアーに参加して英語ツアーが良いことを実感したので次でエッセンスをまとめてみた。