FreeStyleリブレで血糖値を測定する場合、最初に時刻を設定することとなっている。先日の測定ではすっかりそれを忘れていて、時刻を設定せずにそのまま新規センサーを起動させてしまった。
その結果、測定時刻は13分遅れていた。機器の時刻がずれていたのである。すぐにその遅れに気が付いたので、すぐさま正しい時刻に設定し直したが後の祭りだった。機器は既にスタートしているので後で時刻を正しくしても最初の測定を基点としてその後の15分置きの測定が継続するのは変らない。
例えば12分に測定開始した場合は次は27分、42分という按配だ。途中で正しい時刻にしてもこのタイミングは変更されない。これは変更してしまうと見た目の計測時間が変わってしまい逆に正確性を損なうからだ。今回は13分の遅れなので、12分と表示されている正確な時刻は25分である。以降、40分、55分と表示されていなければならない。
このように不正確な時刻でスタートすると、ず~っとこのずれた時間で記録される。FreeStyleリブレソフトだけでデータを見る場合は細かな時間は表記されないので特に問題はないだろうが、自分のようにデータをエクスポートしてエクセルでグラフを作っている者にとっては、時刻の誤差は致命的だ。
13分という時間は大きすぎる。これを訂正するにはエクスポートした記録自体を変更しなくてはならない。しかし、とてもじゃないが一日96個あるデータをいちいち手作業で修正する気にはならない。
このため、時刻を加除できるようにソフトウェアを作成したのが当ソフトである。当ソフトはこのように当初時刻の修正を目的に作成したが、ついでに色んな機能を追加した。
FreeStyleリブレで測定したデータ時刻を正しく表示させる方法
時刻の追加の方法は簡単だ。「拡張」ボタンをクリックして出てくるダイアログの「分追加テキスト」欄に加除したい「分」を入力するだけだ。この例では13分追加している。加える場合は、数値をそのまま、マイナスする場合は「-」を付けて入力する。それぞれのデータ全てに入力した値が加除される。
これを入力して後は普通に日付指定するだけで指定した「分」を加除した時刻に各データが変更されている。
ちなみに、センサーを開始したときに何分から開始するかはセンサーの機動タイミングによる。0分とか5分とか切れの良い時刻から開始できればそれに越したことはないが、こればかりは任意に設定できない。このため、1,2分の差であればこのソフトで強制的にずらして見た目を整えるのも良いと思う。
なお、このデータ補正は補正したデータでリブレソフトを使うものではない。あくまでも当ソフトでの利用に限定されることをお断りしておく。