マレーシアといえばドリアン、ドリアン愛を誓う
マレーシアが好きだ。何度も行っている。MM2Hも取得した。マレーシアの何が好きかといえばそれはドリアン。
別にマレーシアでなくともドリアンはあるのだが、蚤野はどうもマレーシアとドリアンを重ねて見てしまう。
変人だからかも知れない。
ドリアンはおいしい。どんな味かというと、ミカンに油を混ぜたような味だ。しっとりとした甘い油分が口いっぱいに広がるのは何とも言えない。
南国の島マレーシアなら、ドリアンは安いだろうと思うかも知れないが、結構高かった記憶がある。
路上で売っているドリアンは3片ぐらい入って700円ぐらいだと記憶している。観光客なのでぼられたのだろう。だから、量的には満足に食べたことはない。
ドリアンはその匂いでも有名だ。ホテルや飛行機など公共の建物や乗り物で、ドリアンの持ち込みを禁止しているところも多くある。
離陸前の旅客機でドリアンの悪臭が漂い、機内から乗客が脱出、出発を一時見合わせる騒ぎが起きたこともある。
ドリアンの匂いは、ガスの臭いに似ていると言われており、何かが腐ったような匂いがするらしい。
「らしい」と言ったのは、蚤野はなぜか、ドリアンの匂いが分からないのである。最近は匂いのあまりしないドリアンが出ているというが、何度も食べたが、一度も匂いを感じたことがないので、蚤野はドリアンの匂いを感知できない体質のようだ。そんな体質があるのかどうかは知らないが兎も角ドリアンの匂いだけはしない。
ドリアン好きに取っては願ってもないことだが、一度、匂いが分からないで困ったことがある。
マレーシアのカラフルな観光スポット「バトゥ洞窟」に行ったときのことだ。帰りがてら路上で売っていたドリアンを買った。
帰りの、KTMコミューター(電車)に乗る時間が迫っていたので、その場では食べずにバックに入れて、そのまま電車に乗ってしまった。
乗ってから気が付いた。もしかするとドリアンの匂いが周囲に漂っているのではということに。
ドリアンの匂いを感じないのは蚤野ぐらいで、他の人たちは臭い、臭いと思っているのではないか。
もしかすると、緊急停止ボタンを押されるのではないか。
カバンを手で多い、到着までひやしやしながら電車に乗っていた。
おかげ様で、何事もなく目的地に着くことはできたが、今、思い出してもドキドキする。
そんなドリアンを食べにマレーシアに行けるのはいつの日になるだろうか。