友達と一緒に仕事を探してはダメな4つの理由

まさか、正職員の仕事を友達なんかと一緒に探すようなことはないとは思うが、主婦が隣近所の奥さんと一緒にパートを探す、学生が友達と一緒にアルバイトを探すということは良くあるのではないだろうか。

人は群れる動物である。こと女性はその傾向が強い。一人では、どうも不安だとか、一緒に行ってくれる人がいると心強いとかの理由で、アルバイト探しまで群れで行動するということは良くあるのではないだろうか。

しかし、これは絶対にやってはいけない。二人とも採用されない可能性が高いからだ。

第1の理由は友情関係が壊れるからだ

友達と一緒に探して、片方だけが採用されたらどうするのか。企業は良い人材を求めている。アルバイトだからと言っても同じだ。採用面接は貴方たちしかエントリーしない訳ではない。沢山の中から、貴方たちが同時に1番、2番ということはないだろう。二人とも落ちればまだ良いが片一方だけ受かってしまうと、受からなかった方はその友達よりも出来が悪いというレッテルを貼られるのと同じこととなってしまう。お互いが気まずくなってしまうだろう。その後の友情にもヒビが入ってしまう。

第2の理由は仕事をサボると見られるからだ

企業は、もしも二人とも採用するとピーチクパーチクおしゃべりばかりして仕事をやってくれないのではないかと思ってしまう。部署を変えれば良いのじゃないかと思うかも知れないが、アルバイトの部署など決まっているし、そもそも、そんなように気を遣わなくてはならない人など雇いたくない。

第3の理由は役立たずに見られるからだ

企業としたら、そんな群れないとやって行けない子供のような人材などいらない。きちんと仕事ができるのか、社会人として一人前なのかと見てしまう。群れて来るとどうしても「企業」対「群れ」といった敵対関係のように感じてしまうこともあるかも知れない。

第4の理由は企業の危機管理のためだ

友達同士は住所が近いことが多いだろう。企業としたら、何があってもきちんと来てくれる人でなくてはならない。家が近いと交通機関は同じになる。大雨や大雪、ストライキで交通機関がストップしたらどうなるだろうか。できるだけ危険は分散させたいと考える。

「友達と一緒に来たことなんて分からないから良いんじゃないか」と言うかも知れない。それはそうだ。でも、このサイトを見ていて「友達と一緒に来たことは絶対に秘密だ」と心に誓う人は別だが、無防備に何も考えない人は自分からばらしてしまう。面接で「今日は誰と来ましたか」なんて聞かれると一発だ。聞かれなくとも、企業は面接者の行動は面接前から見ているものだ。

友達と一緒に働くことをダメと言っているのではない。友達と一緒に仕事を探すことがダメと言っているのだ。仕事を友達の紹介で決まったということなどは良くある。これは事前に友達が会社の了解を得ていることなので全然問題ない。

友達と面接に行って妻だけが落とされた夫が企業を代弁して妻を落とした言い訳をした。