ソニーのテレビBRAVIA(ブラビア)で録画の早見再生をする方法(他社のテレビとDLNA接続することで可能となる)

ソニーのテレビBRAVIA(ブラビア)を買った。買って後悔した。今までのテレビでできていた録画の早見再生ができないのだ。ソニーのテレビの録画機能は脆弱と聞いていたが、10年以上前の旧テレビでできていた早見再生機能ができないとは脆弱以前の問題だ。

しかし、大枚をはたいて買ったテレビを買い替えるわけには行かない。かといって、これから10年ほど早見再生のできないテレビで見るというのも考えものだ。以下は、どうやってソニーのテレビBRAVIA(ブラビア)で録画の早見再生を行ったかの記録である。ブラビアで早見再生ができないのかとお思いの方の参考になれば幸い。

BRAVIA(ブラビア)で録画の早見再生を行う方法

単純に外付けレコーダーを買えば良いのではと思われるかもしれないが、外付けレコーダーはもともと持っている。ただ、そのレコーダーは古く、容量が少ないのでテレビの外付けHDD録画機能を今まで利用していたのだ。だから、HDD録画での早見再生は必須なのだ。

確かに、レコーダーの買い替えという方法もあるが、結構値段も張るし、今のレコーダーを捨てるのも気が引ける。

何とかして、安く、HDD録画機能を使うことができないのかと思案した結果が、他の安いテレビを買って、そのテレビに付けたHDDで録画をするという方法だ。その録画再生で早見機能があれば早見再生が可能となるというものだ。

そこで買ったのが「プライベート・ビエラ UN-19F10」だ。これを買って大正解だ。このテレビはチューナー部とモニター部に分かれており、チューナ部をブラビアの近くの置くことでブラビアからの操作を容易にすることができる。モニター部は電源アダプターしかつなげるものがないので、どこに置いておいても構わない。録画だけを見るのであれば押し入れに入れっぱなしでも良いぐらいだ。

プライベート・ビエラ UN-19F10の設定

これは特に難しいことはない。モニターとチューナーの電源を入れると、画面に指示が出るのでそのまま進む。テレビを見ることができたら、録画用のHDDを取り付け、HDDが検知されると表示が出るので、その指示に従う。これでテレビ視聴と録画が可能となる。次にwifiを設定する。wifiを設定しなければBRAVIA側と接続を共有できないからだ。

モニターとチューナーの接続が切れるときの対応

こうしてテレビや録画を見ていると、何と、放送が途中で何度も止まってしまった。止まって、しばらく経つと再開する場合もあるが、チューナー部との接続が切れたというエラー表示になるときもある。。だいたい10分に1回程度はこうなった。これは困りものだ。

これは、エラーの文字通り、モニターとチューナーの接続が切れたことが原因で生じる現象。一番簡単な方法はチューナーの近くにモニターを持っていくことだが、それではあまり意味がない。色々やって何とか解決した。

解決方法のひとつは、自動にすることである。「テレビ機能設定」-「無線と映像品質の設定」で上部の「自動」を選択する。無線が途切れにくくなりますと書かれた真ん中を選択した方が一見つながるような気がするが、これはダメだった。自動を選択すると、無線でダメなら直接、直接でダメなら無線と自動で切り替えてくれるので自動の方が良い。

これで大部分は解決した。それでもたまに止まることはあるが、まあ、我慢できる程度であるし、エラーは出なくなった。

モニターとチューナーの接続は2つの方法がある。直接チューナーと接続する方法とwi-fiを介して接続する方法とだ。

初期状態ではwi-fi設定をしていないので、直接接続になっている。しかし、直接接続では他の機器からビエラを見ることができない。なのでwi-fi接続は必須だ。しかし、wi-fi接続にすると、どうも切れやすくなるようだ。なので、接続設定を変えて直接接続に限定すると切れなくなる。しかし、これでは他の機器での接続ができないので、現状では無線接続としている。

BRAVIA(ブラビア)の設定

BRAVIA(ブラビアから他の機器への接続

設定からネットワークとインターネットを開き、リモートスタートを選び、チェックを付ける。

これで外部の機器と接続が可能となる。リモコンの外部入力でメディアプレイヤーを選択することで他の機器の録画を見ることができる。

HDMIケーブルの接続とテレビの設定

チューナ部のHDMI端子から、HDMIケーブルでテレビのHDMI入力部に接続する。

上記のとおりHDMIケーブルを接続しなくともBRAVIAでVIERAの録画を見ることはできるが、接続をしないと、細かな操作ができない。細かな操作とは早見とチューナー部の電源ON、OFFである。早見再生をするためには必須ということだ。

これによりリモコンの「レコーダーホーム」ボタンで一瞬でVIERAの操作画面とすることができる。もしもこれを使わないとすると先の説明のリモコンの外部入力ボタンでメディアレコードを指定し、フォルダーを順に選択して該当の録画ファイルに到達せねばならず、相当の手間となってしまう。

HDMIケーブルを接続しただけではダメでBRAVIA(ブラビア)での設定を必要とする。

こちらはちょっと面倒だ。

外部入力からブラビアリンク設定を選び、ブラビラビアリンク機器一覧を確認する。画像ではレコーダー3、HDMI1となっている。これはHDMI1につないだHDMIケーブルでレコーダー3を操作するという意味となる。

ブラビアリンクから録画機器選択を選び、先のレコーダー3にチェックを付ける。これとブラビラビアリンク機器一覧のレコーダーが一致していないと操作することはできない。

リモコンでの操作方法

以上の設定でリモコンで早見再生が可能となる。まず、リモコンの「レコーダーホーム」ボタンを押すと図の画面が出てくる。

全機能から選ぶを選択すると新規録画が可能となる。録画番組を見るで今まで「プライベート・ビエラ UN-19F10」で録画した番組を見ることができる。
「プライベート・ビエラ UN-19F10」の場合は早見再生はリモコンの再生ボタンの長押しで可能となる。1.3倍だがこれで十分だ。赤で30秒進めて、青で10秒戻すことも可能だ。

しばらく使っているが、完全ではない。ブラビアとビエラは異なるメーカーである。当然、相互利用の確約はない。たまたま電子的規約が同一な技術を使っているので、たまたま接続できただけである。そう、このたまたまのツケを払わないとならないときもある。

それは何かというと、たまにブラビアとチューナー部のリンクが切れてしまうことだ。チューナー部の機器がレコーダーと認識されてはいるが、レコーダー1~3までたまに変更されてしまうのだ。そのたびに先の操作を行わなければならないのは、やはり結構面倒だ。

まとめ

このようにしてようやくビエラで早見再生を行うことが可能となった。早見再生はやはり良い。時短になるし、見ていて冗長なところがなくなる。

それにしても、テレビを選ぶのには目的を確認したうえでメーカーを選ばなくてはならないことを実感した。高いテレビが性能が良いわけではない。

今回のテレビ購入で勉強したことは次のようにメーカーごとに力を入れている箇所があるということだ。何かの参考にしてほしい。
ソニーは画質、パナソニックは他の機器との接続、東芝は録画機能である。

なお、「プライベート・ビエラ UN-19F10」とソニーBRAVIA(ブラビア)は互いのメーカーが連係動作を保証していない。それでも規格が同じなためか、上手く連携しての動作が可能となっている。

それでも細かな点で違和感もある。ひとつは、BRAVIA(ブラビア)側での外部入力で、レコーダ指定が勝手に変わってしまうことだ。あるときはレコーダー2、また、あるときはレコーダー3になっている。このため、変更があった時点で設定を変更しなくてはならなくなっている。

また、これは機種が異なるためではなく「プライベート・ビエラ UN-19F10」の問題と思うが、モニター側での録画再生時の動作がとても遅いということだ。赤での早送り、青でも巻き戻し、更には1.3倍にしたり戻したりするときの動作にとても時間がかかるということだ。まあ、これがこの機種の限界かも知れないが。ただ、ありがたいことにHDMIで接続したテレビでの操作はすこぶる快調であることは記しておきたい。