パソコンを長時間使っていると誰もが目の疲れを自覚すると思います。
私は、もともと目が疲れ易く、結構パソコンを使う時間が多いので、パソコン操作でいかに目を疲れさせないかということをずっと考えて来ました。
巷で言われていることは全て試したつもりです。例えば、机、椅子の位置を調整して正しい姿勢で画面を見る、画面をなるべく暗くしておく、反射光が入らないようにするなどです。
更には、高性能ディスプレイ、ビデオボードは発光が自然なので目が疲れないとの情報を得て、有名メーカーの10万円近いディスプレイも購入しました。
ところがこれらは全然効果はありませんでした。
そうしたなか、職場のパソコンを利用しているときは、それ程、目が疲れないということに気が付きました。
職場と自宅とでは何が違うのかと考えたところ、照明の差です。職場では天井が高く、高い位置からの蛍光灯の光で、蛍光灯の本数も多く、結構明るい環境で操作することができるのです。
このことから、「光源からの距離が離れていて直接的な光でない明るい環境」が目に優しい との結論に達しました。このため、長年、パソコン操作専用にパソコンの真上の天井に蛍光灯を設けて明るい環境となるようにして操作をしていました。
これにより、それほど、目は疲れなくなりました。
これに加えて、今までの発想とは全く別な、極めつけのふたつを紹介したいと思います。
目次
No1 フィラメント電球を使う
冒頭のように天井にパソコン用の蛍光灯を付けていたのですが、先日、クロスの張り替えを行ない、家内から天井にネジ穴を開けないでほしいという要望があり、仕方なく、卓上ライトを使うことにしました。
ところが、その卓上ライトに変えた途端、異常なまでも目が疲れるようになってしまいました。
明らかに、この卓上ライトが原因です。卓上ライトと今迄の蛍光灯とでは何が違うのかというと、照明の高さと発光体が違うのです。このため、まず、できるだけ高い位置となるように、机ではなく、机の上に置いている棚に卓上ライトを取り付けて、元の蛍光灯と同じような高さにしてみたのですが、目の疲れは変わりません。
となると、発光体の問題です。卓上ライトに付いている発光体はLED電球ですから、このLED電球に問題があることは間違いありません。
このため、試しにLED電球を昔のフィラメント電球40Wに取り換えてみました。
その結果、全く目が疲れなくなりました。以前の蛍光灯よりも断然調子が良いです。
なぜ、目が疲れなくなったか考えてみたのですが、家庭の電気は50Hz又は60Hzで、照明器具は1秒間に100回或いは120回は点滅しています。これが光源のちらつきとなり目が疲れるようになります。
これに対して、フィラメント電球は熱として消費される部分が多く、残光があり、このちらつきが低減されているから目が疲れないのです。
言われてみると当然のような気がしますが、何で今まで気が付かなかったのかと後悔しているところです。
No2 小さな画面のディスプレイとすること
スマホを長時間見続けても目が疲れないことに気が付きました。「スマホだからさ」と思うでしょうが、なぜ、スマホでは目が疲れないのでしょうか。それは、絶対的な見る面積が少ないからだと思います。
試しにノートパソコンで長時間作業をしてみました。すると、普段使っている大型ディスプレイと比べて、全然、目の疲れ方が違います。
このため、長時間の作業は小さな画面サイズのディスプレイで行うべきという結論になりました。
作業効率は低下しますが、目の疲れには替えれないと思います。最初は大型ディスプレイで、目が疲れて来たら小型のディスプレイでと使い分けすることも可能です。
LED照明は目に悪い(LED否定論)
私の経験
「LED照明は絶対に目に悪い」と私は確信を持って思っています。今回、LED照明で目が疲れるというのは私自身で体験したことですが、これを契機に、昔、使っていたLED照明のことを思い出しました。
10年くらい前のLED照明の黎明期のことです。中国製の粗悪LED照明を購入したのですが、点灯させた途端、目が異常に痛くなったのです。直接、LED照明を見たのではなく、電球代わりに使い、部屋の照明にしただけです。このため、すぐに廃棄しました。
最近のLED照明はそこまで異常を感じることはありませんが、そうした昔の経験があるので、LED照明は目に悪いと思っています。
LED照明と眼精疲労の関係はどのように言われているか
巷では、LED照明は目に悪くはないと言われています。例えば次で引用したようにです。
基本的にLED照明が目に悪いということはないですし、LED照明による人体への健康被害も報告されていません。常時、微量の紫外線を放出している蛍光灯に比べたら、紫外線を放出しないLED照明は、虫を寄せつけないし、肌を焼かないし、かえって人に優しい照明といえるでしょう。
ただし、LED照明に含まれるブルーライトは注意が必要です。ブルーライトとは青色LED照明から発せられる光のことで、この光には確かに目を悪くする性質があります。製品にもよりますが、LED照明の多くがブルーライトを混ぜて白色光を作っているため、『LED照明=目に悪い』という誤解が生まれたのかもしれません。
というものですが、何かこの論点っておかしくないですかね。
LED照明が目に悪いということはないですし、LED照明による人体への健康被害も報告されていません。
整流回路が貧弱だとこのような報告もあります。そもそも、報告されていないことが、目に悪いという証明になるのでしょうか。報告されていないだけかも知れません。
紫外線を放出しないLED照明は、虫を寄せつけないし、肌を焼かないし、かえって人に優しい
確かに紫外線が目に悪いということは言われていますが、それは相当量を浴びたときです。また、虫を寄せつけないことと、肌を焼かないことと、目の疲れとどう関係するのでしょうか。
この光には確かに目を悪くする性質があります。製品にもよりますが、LED照明の多くがブルーライトを混ぜて白色光を作っているため、『LED照明=目に悪い』という誤解が生まれた
LED照明が目を悪くするブルーライトを発するなら『LED照明=目に悪い』は正しいのではないですか。そもそも、目を悪くするブルーライトを発すると分かっているのに、「目に悪いわけではない。」と端から言い切ってしまっているのはなぜなのでしょうか。
目に悪くない光は自然光だけだ
経験的に、私は目に悪くはない光は「自然光」と思っています。確かに紫外線は含まれるので、晴天の夏の強い光は長時間浴びていると目に悪影響はあるとは思いますが、それでも人の作った光よりは目に良いと思っています。
なので、できるだけ、ちらつきが少なく、幅広い波長を有する光である光源が最良と思っています。
そうした観点からもLED照明はダメでフィラメント電球やハロゲン電球が最良と言えるのです。
まとめ
以上が私のパソコン使用時の目を疲れさせない方法です。みなさんも騙されたと思って、やってみてはいかがですか。
電球はランニングコストがかかり、エコには逆行しますが、40W程度で十分ですのでそれほど高い電気代にはならないと思います。
なお、このページはフィラメント電球を使って、その効果に驚いたために、使いは始めてすぐに書いています。これからはハロゲン電球を試すなどして行きますので、結果が分かり次第ここでご報告したいと思います。
- LED電球、照明は使わない
- その代り、フィラメント電球、又はハロゲン電球を使う
- 光源を高い位置に置く
- ディスプレイはできるだけ小さいものにする
- 高価なディスプレイは必要ない、粗悪品でない限りは、普通のディスプレイで十分