
教育ママという言葉の誤解
教育ママ(パパ)という言葉は否定的なニュアンスで使われることが多いが、本来、親は適切な形で教育ママになるべきだと思う。もし自分が教育ママ(パパ)を親に持っていたら、人生が大きく違うものになっていたかもしれない。
「末は博士か大臣か」―子供が生まれたら、親は心の隅でそう思うものだ。「医者か弁護士」という言葉もある。博士、大臣、医者、弁護士、どれもすごい仕事だ。なりたくてもなかなかなれるものではない。
教育ママ 特徴:真の教育ママと毒親の決定的な違い
教育ママの特徴として重要なのは、子供の将来を考えて行動するかどうかである。しかし、ここで注意しなければならないのが「教育ママ 毒親」の境界線だ。
真の教育ママの特徴は以下の通りである:
・ 子供の人生の選択肢を広げることを目的としている
・ 子供に寄り添い、対話を重視する
・ 自分も一緒に学ぶ姿勢を持つ
・ 愛情に基づいた叱咤激励ができる
一方、教育ママ 毒親と呼ばれてしまうケースの特徴は:
・ 勉強しないことに怒鳴り散らすだけ
・ 親の価値観や見栄を押し付ける
・ 子供の気持ちを無視する
・ 結果だけを求め、プロセスを理解しない
勉強しないことに怒鳴り散らすだけの親は最悪だ。そんなのは教育ママではなく、教育ママ 毒親と言われても仕方がない。正しい教育ママとは、人生を教えることから始めて子供に寄り添うことができる親のことだと思う。
私のサラリーマン人生と後悔
私は殆どの人がそうだったようにサラリーマンだった。お陰様で、定年まで大過なく勤めることができたので、まあまあのサラリーマン人生だった。
でも、ご多分に漏れず、「隣の芝生は青い」現象はある。もしも「博士、大臣、医者、弁護士」だったらな~なんて夢想する。確かにこれらの職業はなるのには大変だし、なった後も大変だとは思う。自分になんかは勤まらなかっただろうとは思うが、やはりなってはみたかった。
人生の後悔は3種類あると思う。すごく後悔、普通に後悔、ちょびっと後悔である。コロナで飛行機をキャンセルしたなどは「ちょびっと後悔」になる。「博士、大臣、医者、弁護士」になれなかったのは、ちょっとランクが上がり、普通に後悔している。
現役時代に周りには博士や大臣こそはいなかったが、医者や弁護士との交流はあった。具体的にいうと、産業医や顧問弁護士だったのだが、会社内での地位はとても高いものだった。我々は足元にも及ばなかった。そんなのを見るとやはり嫉妬した。
で、医者や弁護士になっておけば良かったなと考えるのは自然のことだろう。ところが悲しいかな、子供の頃なんかはそんなことは全く考えることができず遊び放題。医者や弁護士になれるはずがない。
教育ママは低学歴でも子供を導ける理由
こうした経験は大方の人が持っているだろう。だから、将来の仕事については親が教えていかなくてはならない。ここで教育ママの出番となる。
ここで「教育ママ 低学歴」というキーワードについて考えたい。親自身の学歴が高くなくても、子供に良質な教育環境を提供することは十分に可能だ。むしろ、教育ママが低学歴だからこそ、自分が経験した苦労や後悔を子供に伝えられる強みがある。
学歴がないからこそ、学びの大切さを身をもって理解している。自分が経験しなかった高等教育の価値を、誰よりも真剣に考えることができる。教育ママが低学歴という立場は、決してハンディキャップではなく、むしろ子供の教育に対する真摯な姿勢を生み出す原動力になり得るのだ。
教育ママを持つ子供の幸せ
教育ママという言葉はあまり良い意味で使われないが、真の意味での教育ママを持つ子供は幸せだと思う。それは、大学までの進学を親が保証してくれているのだから。良い大学に入るための叱咤激励なのだから。子供の将来のことを思い勉強をさせたがる親の愛情なのだから。
私の家は貧しかった。とても大学まで行く余裕はなかった。親も勉強しろとは言ってくれなかった。むしろ、アルバイトを奨励していた。私が勉強して大学に行きたいなどと言い出していたら、きっと親は困っていただろう。
だから、適切な形での教育ママを親に持つ子供は幸せだと本当に思う。経済的なサポートと精神的なサポート、その両方を提供できる親の存在は、子供にとって計り知れない財産なのだ。
正しい教育ママの特徴とは
ただ、教育ママのやり方は問題だ。前述したように、教育ママは毒親になってしまわないための注意が必要である。
正しい教育ママの特徴として、以下のようなアプローチが求められる:
人生観を伝える
人生で大切なのは何か、仕事はなぜしなくてはならないのか、仕事をするうえでどのような仕事をした方が良いか、そのためにはどのような勉強が必要かをきちんと話すこと。
具体的なサポート
勉強方法や時間管理をきちんと教えること。親も勉強を教えることなどが必要だ。教えるのが難しければ、自分も一緒に勉強すること。高校生ぐらいになるともう難しくなるが、小学校、中学校ぐらいなら、まだまだ教えることができると思う。
共に学ぶ姿勢
親自身が学び続ける姿勢を見せることで、子供も自然と学習の重要性を理解するようになる。これは教育ママの特徴として最も重要な要素の一つである。
まとめ:教育ママになるべき理由
勉強をするということは子供の将来の選択肢を広げることになるのだ。大いに教育ママになるべきと思う。
ただし、教育ママ 毒親にならないよう、常に子供の立場に立って考えることが重要だ。愛情と理解に基づいた教育的なサポートこそが、真の教育ママの特徴であり、子供の人生を豊かにする鍵となる。
親の学歴に関わらず、子供の未来を真剣に考え、適切なサポートを提供することが何より大切なのである。