なぜ勉強をすれと親は言うのか
あなたの親は「勉強すれ」と良く言っているだろう。なぜ言うのか。それはもちろん、あなたのことを思ってのことなのだが、実は親の後悔があるからだ。親にそういう意識があるかどうかは別として親は自分が勉強して来なかったことを後悔してそう言うものなのだ。
子供の頃の仕事は勉強であることに間違いない。それが大人になると文字通り仕事は仕事であって勉強する機会は殆どない。たまに、何かの講演を聞いて新鮮に感じる。そしてもう一度勉強したいと思い始めるが、時すでに遅しとなる。
自分の今の現状は勉強をして来なかった結果と思い始める。だから自分のことを棚に上げて子供に未来を託すようになる。
なんだ、結局、親は自分の後悔のために勉強すれと言ってるだけか、などとは思わない方が良い。それはすなわち、あなたの未来でもあるからだ。今勉強をしなければ結局あなたも将来、勉強をしてこなかったことを後悔する。
子供の頃は、若さに溢れて、周りが見えない。今を生きるのが精いっぱいで将来のことなど見えないのが普通だ。そこで、見える人は一生懸命勉強をすることになる。そしてあなたとの差が生まれる。
残念ながら、人の能力は千差万別。勉強ができないという状態が、生来頭の出来が悪いのか、勉強をしていないので悪いのかはきちんと識別しなくてはならない。このようなブログを見ることができる人はおそらく大丈夫と思うが、いくら勉強をしても理解できない、覚えることができないという人はいる。そのような人たちに勉強を強いることはしてはいけない。仕事は適材適所なものがあるからだ。
でも大方の普通の人は生来の頭は普通かそれ以上と思うので、打てば響くはず。勉強をしていないので成績が悪いというだけの人は兎も角勉強をした方が良い。
目的を持って勉強をする
勉強の目的をはっきりとさせなくてはならない。何のために勉強をするのかということだ。その方向性で勉強や進学の方策が変わるからだ。極端な話、家庭の主婦にしかなる気がないなら、料理とかを学んだ方が良い。
目的というのはやはり何の仕事をするのかということに他ならない 。「いや、俺は働きたくない」という人もいるかも知れないので、ちょっと詭弁かも知れないが、仕事ではなく、将来「何をやって時間をつぶすか」という命題に変えても良い。
「学校を卒業しました。あなたは、何で時間をつぶしたいですか。」「はい、遊んで時間をつぶしたいです。」それも結構。それなら何の遊びをするだろうか。パチンコ?競輪、競馬?朝から晩までやっている自分の姿を想像してみてほしい。来る日も来る日もやっていたら、気が滅入って来ないだろうか。結局、俗に言う遊びも時間をつぶす手段にはならないことが分かる。こうした遊びは忙しい中でやるから楽しいのだ。
「何もやりたくありません」それも結構。一日中何もやらないで家にいることがどれだけ辛いことか。テレビだけを見て引きこもる。当人は大変だと思う。
楽して儲かる仕事につくために
綺麗ごとは言わない。結局、私は、将来何をしたいかという部分については、仕事という遊びをすることが一番良いと思っている。楽しい仕事をするのだ。
それでは何が自分に取って楽しい仕事かを考えなくてはならない。でも、その仕事を選べる人は幸せな人だ。巷の仕事の殆どは残念ながらそうはならないだろう。
そうはならないのなら、できるだけ短時間の就労で構わない仕事を選ぶべきだ。つまりは、効率性の良い仕事、短時間就労で人並みのお金をもらえる仕事を。別名、「楽して儲かる仕事」を。ただし、合法的なもので。
そんなのあるの?と聞かれるかも知れない。それはあると言える。ただ、人によってその仕事は異なるので自分で考えて行かなくてはならない。
そのためには、世の中にどんな仕事があるかをしっかりとリサーチすることだ 。そのひとつの目安、指針が親となることには異論はないだろう。親が何の仕事をしてどんな様子なのかを見て、教師と思っても、反面教師と思っても必ず役に立つ。
その仕事に就くためには勉強をしなくてはならないことは先述のとおりだ。皆がそうした仕事をしたいと思うので競争はとても激しいものになるからだ。
私の理想の仕事は、ふんぞり返って偉そうなことを言ってるだけで客がお金を払うという仕事。飽きたら、辞めて海外旅行。海外旅行にも飽きたらまたその仕事をやる。頭の中ではその仕事のイメージはあるが、そのためには若い頃から勉強をしなくてはならなかったので今となってはそんな仕事に就くことはできない。そして、その仕事に就けなかったことを今でも後悔している。
あなたも後悔しないために勉強だけはしておいた方が良い。