親が子供に就いてもらいたい仕事の第一位は公務員である。そう、確かに公務員は安定しているし年収も高い、世間体も良い。ある意味、人生の勝ち組だ。私も親ならそう思うだろう。
でも、本当にそうなのだろうか。もしかすると、違うのかもしれない。
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公務員はそんなに良い仕事か
公務員、いや、公務員に限らず、大企業の職員にも言えることだが、その職場で一生を終えることになるだろう。その職業人生ってどうなんだろうか。日々の仕事は、誤解を恐れずに言うと右のものを左に流すだけだ。出世したとしても高々知れている。重役になったとしても定年で終わりだ。狭いその社会の中では威張っていられるだろうが、退職してしまえばそれまでだ。
そんな空しい生活であっても、ひとたび、その社会に入ったら抜けることはできなくなる。やくざの世界以上に厳しい世界だ。いや、抜けても良いのだが、抜けるとすぐに路頭に迷ってしまう。安全な鳥かごから放たれるとすぐに死んでしまうのだ。だから、その世界で空しさを感じながら生きていくしかない。
抜けることの恐怖といったら尋常じゃない。本当にそこで死ぬと言われても抜けることができなくなってしまう。過労自殺もあるほどだ。
人生無駄な時間とはやりがいのない仕事をお金のためだけに嫌々やって行くことだ。
本当に、本当に能力があれば公務員になんてならない。中途半端な能力しかないから公務員になるのだ。
公務員でない者は幸せだ成功のチャンスが転がっているのだから
一方、そうした社会に身を置いてない人は幸せだ。何でもできるからだ。力があれば人生の勝ち組になることなんてすぐにでもなれる。嫌なことは嫌と断ることができる。
フリーター結構、ニート結構、非正規社員結構じゃないか。いつでも抜けることができるのだ。
今がそうでも、羽ばたくチャンスは転がっているということだ。「何をやって羽ばたけば良いのか」と問われそうだが、能力さえあれば自ずと答えは出ているだろう。失敗をしていないならまだまだチャンスはある。
いけないことは、現状に甘んじて何もやらないことだ。
能力とは何か
能力とは学校の成績のことではない。社会で生き抜く力だ。先を見る力、人間を見る力。情勢を見る力だ。着眼点であり、ひらめきであり、信念であり、そして最後は運なのかも知れない。
「能力があるかないかが分からない」という人はいるだろう。ただし、それは他人に言う言葉であって、自分では必ず「能力がある」と思っているはずだ。人は、自己を正当化する生き物であり、自己肯定をする生き物なのだからだ。心の底では「能力がない」などとは絶対に思っていないはずだ。「世間が俺を認めないとか、世間がおかしい」そして「俺は正しい」と思ってるはずだ。
その考えは正しい。その考えで前に進めば良いのだ。悪いのは自己肯定をしながら、世間に対しては自己否定することだ。世間に対しても自己肯定をして前に進むことが大事なのだ。
能力がない、運がないと諦める人はそれまでだ。今の生活をそのまま続けるしかない。今も未来も。壊れかけた鳥かごで嫌々仕事をすることこそ最悪なことはない。
そんなに煽ることを言って無責任ではないか
そう言われると思う。
「人生無駄な時間とはやりがいのない仕事をお金のためだけに嫌々やって行くことだ。」というのは実は他のサイトの受け売りだ。そのサイトでもこう言って言いっぱなしで終わっている。
結局、何なのだ。成功するためにはどうすれば良いのかと読んでいて本当に思った。
ヒントがあるとすれば起業することだ。
自分の得意分野はあるだろう。不便を感じていることはあるだろう。大きな事柄でなくて良い。ニッチで構わない。アイデアがなくとも良い。他人がやってることを真似るので良い。そこに新たな視点を加えるとか差別化を図ることを考えれば良い。
頑張ってダメなら再起を図ることになる。
再起の図り方はこちらに書いた。