小室圭さんの残念過ぎる文書が公開された。録音までした元婚約者との交渉と5つの疑問点

秋篠宮家の長女・眞子様との婚約が内定している小室圭さんが、母親の代理人弁護士を通じて文書を公表した。長年のだんまりを破っての公表であるが、その内容が残念過ぎる。

自身の今後や眞子様とのことには一切触れずに、母親とその元婚約者との間にあったとされる「金銭トラブル」についてのみ言及。言及するのは良いが、言い訳に終始し、今後の展望については何も触れられていない内容だ。

小室圭さんの文書の要旨

もう全文を読んだ方もいるかも知れないが、全文は28ページにも及ぶ長文。なかなか読むのには苦労する。

① この文書を書いたきっかけは、1つ目は、秋篠宮皇嗣殿下が令和2年(2020年)11月30日のお誕生日に際しての記者会見でおっしゃってくださったことの返答、及び、同11月30日に、週刊現代に元婚約者の方が独占取材に答えたとされる誤った内容の記事への訂正のためである。

 

②お金を返すと解決するのではないかと思われるかも知れないが、借りたお金であろうがなかろうが一括でお金を渡せば、早期解決と引き換えに借金でなかったものが借金であったことにされてしまう。私や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったのだということになり切実に名誉の問題でもある。

 

③ 平成24年(2012年)9月13日午後11時15分、母は元婚約者の方から、婚約を解消したいという一方的な申し入れを突然受けた。理由について尋ねても元婚約者の方からの説明はなく、理由が明らかにされないまま母は婚約解消を受け入れざるを得なかった。

 

④ このとき母が、婚約期間中に受けた支援について清算させていただきたいと伝えたところ、元婚約者から「返してもらうつもりはない」というお返事があった。

 

⑤ ところが、婚約破棄から11ヵ月経った平成25(2013年)年8月、母は突然元婚約者の方から手紙を受け取った。その内容は、「返してもらうつもりはなかった」という言葉を翻し、交際していた期間に負担した費用の返済を求めるもだった。

 

⑥私と母は相談した弁護士のアドバイスに従って、同月6日、贈与を受けたものだと認識しているので要求には応じかねますと口頭で伝えるとともに、同じ内容のお手紙をお渡しした。このとき元婚約者は「(お金を渡したときには)返してもらうつもりはなかった」とはっきり言っており、その録音もある。

 

元婚約者
「返してもらうつもりはなかったんだ」


「そんなのってあるの?」

元婚約者
「いやあ、あるんですかねって、だって、その時はだって・・・」


「だってあるんですかねってそんなの私不思議。そういう方と出会ったことがないから。そう」

元婚約者
「うん。返してもらうつもりは全くなく・・・お金出してましたよ」

 

⑥母と元婚約者の方との話し合いで、お互いの認識の食い違いがどこにあるのかを確認する作業を試みたものの、「認識の食い違いの整理」段階で話し合いが頓挫しているのが現在の状況。

簡単に言うと、お金のトラブルについては、もしもここで早期解決を図るため、お金を渡してしまったら、自分たちが借金を踏み倒そうとしていた人間となるので名誉のためにも絶対に返済はしない。そもそも、渡されたお金は返済しなくて良いと元婚約者は言ったではないか、ということになる。これが28ページに渡って時系列的にこまごまと述べられているが、言いたいことはこれだけだと思う。

28ページにも渡って書かれていることについては、筆者は①長文にするとそれだけ説明を尽くしたかのように見せることができる、②長文により、何が言いたいかをぼやかすことができるからと思っている。事実、この内容は宮内庁からは一定の評価を得ているようだ。

小室圭さん文書の疑問点

筆者が気になっていることを述べる。

・返済をすると借金していたことになることについて
これは別に「借金の返済ですよ」といって渡す必要はないはずで、金銭トラブルが結婚の隘路になっている現状からの解決金としておくことで大丈夫と思う。どうも借金返済逃れの取って付けた理屈にしか思えない。この辺りははっきりと次のように言及しているが、言い訳にしか聞こえない。

 

全文ー引用元NHK

お金を渡してしまえば借金の返済だったと誤解されてしまうだろうとか、世間からはやはり借金だったのだと見られてしまうだろうというのは考えすぎだ、私がきちんと事情を説明すれば世間は信じてくれたはずだ、とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんが、当時の報道をみると、全くそうは思えませんでした。

こうして、何の話し合いもせずにお金をお渡しするという選択はしないことに決めました。

借りたお金であろうがなかろうが一括でお金を渡せば済む話なのになぜそうしないのか、といった意見が当初からあることについては承知しています。

どのみち支援を受けたのは事実なのだから元婚約者の方がお金を返して欲しいと言うのであれば渡せばよいではないか、たとえ元婚約者の方のおっしゃることが事実でないとしても支援に感謝しているのならお金を渡すべきだ、といった意見もあったと思います。

それでもそうしなかったのは、どのような理由があろうと、早期解決と引き換えに借金でなかったものが借金であったことにされてしまう事態を受け入れることはできないと考えたからです。

借金だったことにされてしまえば、元婚約者の方のおっしゃることが正しかったということになり、私や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったのだということになります。

これは、将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けるということを意味します。

・振られた人間が返済を申し出るか
今回の文書で婚約破棄は元婚約者からの一方的なものだったと述べられているが、それならば、今までの支援を返済するという話になるのだろうか。恋人から一方的に振られた人間が、「今までの支援ありがとうございました。今までの支援分はお返しします。」となるのだろうか。確かに、いただいた物については、忘れるために捨てるということはあるだろうが、もらったお金を返しますなどとなることは考えにくい。ただでさえ、振られたことで心が傷ついているのに、そのうえお金までもとなるのは、果たしてどうなのだろうか。

・すぐに弁護士に依頼するか
小室圭さんの話によれば、別れを切り出されたときにお金について返済不要と言われたので、その後、急に返済を求められて弁護士に相談し、話し合いの席で録音までしたということだが、おいおい、元カレからの連絡ですぐに弁護士ということになるのだろうか。どうも、この間に何等かのやりとりがあり始めて弁護士ということになったものと推測するが、それまでのやり取りは一切不明。普通なら、いったいどういうことかと色々と問い詰めるものと思うものだが。

・録音の存在について
おそらく弁護士のアドバイスであろうが、この時点では眞子様との婚約の話は出ていないので普通の男女間のもめごとに過ぎない。その席で録音しなくてはならない程にもめていたということになるが、今までの小室圭さんの説明では、この手紙(借金返済について)が来る前までは何もなく平穏だったとのこと。その中で録音に及ぶとは何らかの意図を感じてしまう。

・録音の前後が不明
確かに録音では「(お金を渡したときには)返済してもらうつもりはなかった」と言っているかも知れないが、その後の話で「でも、◎◎という理由で返済するのが当然ではないか」と言った話し合いがなされている可能性が高い。なぜなら、元婚約者が現在進行形で返済を求めているのだから、理由を提示しないとは考えられないからだ。

まとめ

このように考えて行くと、今回の文書は都合の良いところだけを切り取った一方的な釈明に過ぎないと思うのは筆者だけだろうか。

確かに元婚約者の説明にも納得はいかない部分があるが、それにも増して今回の文書には納得が行かないもので、本当に残念極まりないものだった。