今日、アルバイト先に新しいアルバイトが入ってきた。蚤野でさえ暇なのに仕事はあるのだろうか。1日中何もしないでいることは大変だ。他人事ながら同情してしまう。
そもそも、暇なのになぜアルバイトを雇うのか。それは、お役所だからだ。お役所というところは論理でなりたつ。実は、出産で産前産後休暇を取った者がいる。
少なくとも1年以上はその席は留守になるので、後任を入れなくてはならない。しかし、復帰する前提があるので、新たに正職員を雇うわけにはいかない。正職員の代わりにアルバイトが雇われるという話になる。
ここまでは正しい。ミソは正職員の代わりをアルバイトはできないというものだ。正職員が行う定型的な仕事、いうなれば単純作業のみをアルバイトが行うこととなるのだが、そんな仕事がたくさんあるわけではない。
それならば雇わなければ良いだけじゃないのかとなればそうは行かない。欠員が生じている以上、何らかの方法でその席を埋めないとならないからだ。
もしも埋めなければ組合だって黙っていないだろう。その結果、仕事はないが、人はいるとなってしまうのだ。
人を雇った以上、仕事を与える義務は雇った側にあるのは明白だ。でも実際に仕事がないとなると、仕事をしているふりをしなければならない。
ふりだけでもしなくては時間が経つのが遅すぎるから。そう、仕事をしているふりをする能力が必要だ。
本当に忙しい部署には失礼な話だが、この「ふり」をする能力が高い人も多いのではないだろうか。
何せ、今は、パソコンというとっても良い武器があるのだから。パソコンの前に座って、何やらキーボードを叩いているだけで仕事をしているように見える。
本当に良い時代になったものだ。蚤野はブログを書きながらそう思っている。