AUひかりを解約しようとしたら2万円分のポンタポイントが貰えるという話

AUひかりの解約を検討したきっかけ

昨日も少し書いたが、AUひかりの解約を検討し始めたときの出来事について詳しく書こうと思う。解約を決意したのは、他社の光回線サービスとの料金比較を行ったことがきっかけだった。

現在検討しているNURO光は月額5,217円で利用できる。一方、我が家で契約しているAUひかりは月額5,390円という料金設定だ。金額的には僅かな差だが、年間で計算すると約2,000円程度の違いが生まれる。さらにNURO光はスピードも速く、wifiレンタル料も無料という魅力的な条件が揃っている。

auひかりの解約電話をかけた際の予想外の展開

我が家のwifiルーターは購入してから数年が経過しており、接続が不安定になることもあってへたり気味だった。この機会にNURO光に乗り換えようと決心し、auひかりの解約電話をかけることにした。

AUひかりの解約手続きは、各プロバイダーごとに行う必要がある。私が加入していたのはソネットだったので、ソネットのカスタマーサポートに電話をかけ、解約の意思を伝えた。するとオペレーターから解約理由を尋ねられたので、正直に「他社の光回線サービスの方が料金が安いため」と説明した。

すると、オペレーターから驚くべき提案があった。「今後ともAUひかりをご利用いただけるのであれば、8月に2万円分のポンタポイントを差し上げます」というのだ。これは実質的にauひかりのキャッシュバックと同等の価値がある提案だった。

auひかりでもらえるポイント還元の条件と注意点

auひかりでもらえるポイントを受け取った後、次回の更新時期まで解約できなくなるのではないかと心配になり、その点について詳しく確認した。オペレーターの説明によれば、ポイント付与後でも解約自体は可能だという。

ただし、最初から解約を前提としている場合には、ポイントを付与することはできないという条件がある。あくまでも継続利用を前提とした顧客に対する優遇措置であり、ポイント目的だけで解約をちらつかせるような行為は本来の趣旨に反するということだった。

これは考えてみれば当然の話だ。現時点では継続利用する意思があったとしても、将来的に何らかの事情で気が変わることもあるだろう。そうした場合に、auひかりからポイントを受け取ったからといって解約が一切できなくなるわけではない、という説明は理にかなっていた。

auひかりの解約違約金と継続利用のコスト計算

現在、我が家では光回線に加えて固定電話も利用している。そのため毎月の支払額は7千円近くになっている。ポイント付与までの4か月間で計算すると、28,000円ほどの支払いが発生する計算だ。

光回線サービスは飛行機のビジネスモデルと似ている部分がある。利用者が多かろうが少なかろうが、設備維持などの固定費は変わらない。だからこそ、事業者側としては一人でも多くの契約者に、一か月でも長く加入してもらうことが収益向上につながる。

4か月間継続して加入すると、AU側には28,000円の収入がある。そこからauひかりのキャッシュバック相当として2万円のポイントを差し引いても、8,000円分の利益が残る計算だ。もし今すぐ解約されてしまえば利益はゼロだが、ポイント支払い後に解約されたとしても8,000円の利益は確保できる。つまり、キャッシュバック相当のポイントを提供して顧客を慰留した方が、事業者にとっては得になる仕組みなのだ。

ポイント付与のタイミングが4か月後というのも、事業者にとっては絶妙な設定だと言える。この期間があることで、顧客の多くは解約の意思が薄れていく可能性が高い。また、4か月という期間はauひかりの解約違約金の発生タイミングとも関係してくる場合がある。

ポイント獲得後すぐの解約は可能なのか

理論上は、auひかりからポイントをもらってすぐに解約することも不可能ではないと思う。契約上の縛りがあるわけではないからだ。ただし、これは倫理的な問題として考える必要がある。

継続利用を前提として提供されたポイントを受け取りながら、すぐに解約するという行為は、企業との信頼関係を損なう可能性がある。また、こうした行為が広まれば、将来的にこのような優遇措置自体が廃止されてしまうかもしれない。

ポイント還元が適用される条件とは

このポイント還元施策は、あくまでも料金面での不満によってAUひかりの解約を検討している顧客に対する対応策だと考えられる。例えば、通信速度に不満がある、サポート対応に問題がある、引っ越しで物理的に利用できなくなるなど、料金以外の理由で解約しようとした場合には、この提案は適用されない可能性が高い。

また、契約期間や利用状況、過去の解約歴なども条件に含まれるかもしれない。そのため、auひかりの解約電話をかけたすべての人がこのポイント還元を受けられるわけではないだろう。私の場合は長期契約者であり、料金を理由とした解約希望だったため、この提案を受けることができたと考えられる。

コジキポイント漁りとは何か

こうした話は私にとって初めての経験だったので、インターネットで検索してみたところ、同様の事例が数多く見つかった。この手法は「コジポ」と呼ばれているらしい。これは「乞食ポイント漁り」の略称で、解約する気がないにもかかわらず、ポイント獲得を目的として解約をちらつかせる行為を指す言葉だ。

auひかりのキャッシュバックやauひかりからポイントをもらうためだけに、虚偽の解約意思を示すことは、明らかに問題のある行為だと思う。これは企業に対する詐欺的な行為と見なされる可能性もあり、倫理的にも許されるべきではない。

ポイント還元制度は、本当に他社への乗り換えを検討している顧客を引き留めるための正当な営業手段だ。この制度を悪用することは、結果的に誠実な利用者にとって不利益となる可能性がある。

auひかりの解約違約金について知っておくべきこと

AUひかりの解約を検討する際に、もう一つ重要なのがauひかりの解約違約金の存在だ。多くの光回線サービスでは、契約期間内に解約すると違約金が発生する仕組みになっている。

auひかりの解約違約金は、契約プランや契約期間によって異なるが、一般的には数千円から1万円程度の範囲で設定されていることが多い。ただし、更新月であれば違約金なしで解約できる場合もある。私の場合、来年が更新時期にあたるため、その時期まで待てばauひかりの解約違約金を支払わずに済む。

違約金の金額は契約内容によって異なるため、auひかりの解約電話をする前に、自分の契約状況を確認しておくことが重要だ。場合によっては、違約金を支払ってでも早期に解約した方が、長期的には得になるケースもある。

他社への乗り換えキャンペーンとの比較

NURO光をはじめとする他社の光回線サービスでは、新規契約者向けに様々なキャッシュバックキャンペーンを実施している。これらのキャンペーンと、AUひかりが提供するポイント還元を比較検討することも重要だ。

例えば、NURO光では新規契約者に対して数万円のキャッシュバックを提供していることがある。一方、auひかりからポイントとして2万円分を受け取れるのであれば、実質的な価値はほぼ同等と言える。さらに、AUひかりの解約違約金の支払いを考慮すると、継続利用した方が金銭的に有利になる場合もある。

通信速度とwifiルーターの問題

AUひかりの解約を考えた理由の一つに、wifiルーターの老朽化があった。我が家のルーターは接続が不安定になることが増えており、買い替えを検討していた。NURO光ではwifiルーターのレンタルが無料で含まれているため、この点も乗り換えの魅力だった。

しかし、auひかりからポイントとして2万円分を受け取れるのであれば、その資金で高性能なwifiルーターを購入することも可能だ。最新のwifiルーターは1万円から2万円程度で購入できるため、ポイントを活用すれば実質無料で新しいルーターを手に入れることができる。

固定電話の利用と月額料金

現在、我が家ではAUひかりの光回線サービスに加えて、固定電話も利用している。そのため、月額料金は光回線のみの契約よりも高くなっている。具体的には、毎月7千円近くを支払っている状況だ。

固定電話を利用している場合、AUひかりの解約時には電話番号の移行手続きも必要になる。番号ポータビリティを利用すれば、現在の電話番号を維持したまま他社に移行できるが、手続きには時間と手間がかかる。この点も、AUひかりを継続利用することを決めた理由の一つだ。

長期契約のメリットとデメリット

AUひかりのような光回線サービスは、長期契約を前提としたビジネスモデルになっている。長期契約には、月額料金の割引や各種特典などのメリットがある一方で、auひかりの解約違約金のような縛りも存在する。

私の場合、すでに数年間AUひかりを利用してきた実績があり、サービス品質にも特に不満はなかった。唯一の問題は料金面だったが、auひかりからポイントとして2万円分を受け取れることで、この問題も解消された。

更新時期までの継続利用を決めた理由

様々な要素を総合的に判断した結果、来年の

新時期までAUひかりを継続して使うことに決めた。主な理由は以下の通りだ。

まず、auひかりの解約電話をかけた際に提案された2万円分のポイント還元が大きかった。これは実質的なauひかりのキャッシュバックとして機能し、4か月間の利用料金の大部分をカバーできる。

次に、auひかりの解約違約金を支払わずに済むという点も重要だった。更新時期まで待てば、違約金なしで解約できる。仮に数千円から1万円程度の違約金がかかるとすれば、それを避けられるメリットは大きい。

さらに、固定電話の番号移行手続きの煩雑さも考慮した。急いで乗り換える必要がない以上、じっくりと準備をした上で、最適なタイミングで移行する方が賢明だと判断した。

光回線サービスの選び方のポイント

今回の経験を通じて、光回線サービスを選ぶ際のポイントがいくつか見えてきた。単純に月額料金の安さだけで判断するのではなく、以下のような要素を総合的に検討することが重要だ。

1. 月額料金と各種割引の有無
2. 通信速度と安定性
3. 付帯サービス(wifiルーター、固定電話など)の内容と料金
4. 契約期間と解約違約金の条件
5. キャッシュバックやポイント還元などの特典
6. カスタマーサポートの質
7. 引っ越しや契約変更時の対応

特に、AUひかりの解約電話をかけた際に提案を受けた経験から、既存契約者向けの優遇措置も重要な要素だと気づいた。新規契約者向けのキャンペーンばかりに目が行きがちだが、長期利用者に対する還元策も確認する価値がある。

解約を伝える際のコミュニケーション

auひかりの解約電話をかける際、正直かつ丁寧に理由を伝えたことが、良い提案を引き出すきっかけになったと思う。単に「解約したい」と一方的に伝えるのではなく、「料金面で他社の方が魅力的だが、サービス自体には満足している」という姿勢を示したことが重要だった。

カスタマーサポートのオペレーターも、顧客の真のニーズを理解した上で、適切な提案をしようとしている。そのため、解約理由を明確に、そして正直に伝えることで、双方にとってメリットのある解決策が見つかる可能性が高まる。

プロバイダーごとの解約手続きの違い

AUひかりの解約手続きは、各プロバイダーごとに行う必要がある点に注意が必要だ。AU自体ではなく、契約しているプロバイダー(私の場合はソネット)に連絡して手続きを進める。

プロバイダーによって、解約手続きの方法や、提供される優遇措置の内容が異なる可能性がある。そのため、auひかりの解約電話をかける前に、自分がどのプロバイダーと契約しているのかを確認しておくことが重要だ。

まとめ:賢い光回線サービスの利用方法

AUひかりの解約を検討したことで、光回線サービスの契約について多くのことを学ぶことができた。最も重要なのは、定期的に料金やサービス内容を見直し、より良い選択肢がないか検討する姿勢だ。

ただし、単純に料金の安さだけで判断するのではなく、auひかりの解約違約金やauひかりからポイントなどの各種条件、さらには手続きの手間なども含めて総合的に判断することが大切だ。

また、auひかりの解約電話をかけることで、新たな優遇措置を提案される可能性もある。ただし、これをポイント目的で悪用することは避けるべきだ。誠実なコミュニケーションを心がけることで、事業者と利用者の双方にとって良い結果が得られる。

来年の更新時期には、改めて市場を調査し、その時点で最適な選択をしたいと思う。それまでは、auひかりからポイントとして受け取る2万円分を有効活用しながら、現在のサービスを継続利用していく予定だ。