④MM2Hセンターへ本申請の下見に行って来た

MM2H本申請にはプトラジャヤにあるMM2Hセンターに行かなくてはならない。本申請は限られた時間のなかスムーズに終えたいと思うことから、事前に下見をしてきた。

本申請の受付は1日100人分とか。色んなサイトでその行き方等が紹介されているが、やはり実際に行ってみると、そうしたサイトで言っていることが良く分かる。今まで、「そうなんだ~」と思っていたものが、「なるほど」と思うようになる。

それにしても1日100人と決めてしまう行政サービスとはいかがなものかと日本人的発想で思う。日本では有り得ないだろうが、例えば住民票発行は○○人までなどと行政が決めたとすると国民はどういった反応になるのだろうか。まあ、MM2Hは通常の行政サービスではないのでそれで「良し」としているのだろう。文句があるならマレーシアには来るなということだろうか。などと考えていてはマレーシアには住めないということを十分に認識しつつ、そう思う。

MM2H本申請にかかるマレーシアへの渡航は2回行うこととしている。1度目の主目的は口座を作ること。口座さえ事前に作ることができれば1度で済ませることもできるし、事実、HSBC銀行ではプレミア口座であれば事前に日本にいて作ることができるようだ。なので個人申請であってもバイタリティがある人は1度で済ますことも可能だろう。

しかし、実際に1度目の渡航で ①銀行口座開設、②健康診断、③セキュリティボンド作成、④MM2Hセンターの下見の4つを行ったが、結構大変だった。なので、これに朝早くから行かなくてはならない本申請を考えると、業者任せなら1度で構わないが、個人申請だと、やはり2回行くのが正解と思う。

センターまではGrabで行く

MM2Hセンターまでは、行き方はいくつかあるようだが、自分がどうやって行くかだけが主眼なため、ここではそれらを網羅しない。

先ずは行く時間である。本申請の受付は1日100人分しか行われないので能天気に10時頃に行ってもまず無駄足になる。マレーシアくんだりまで行って「結局は本申請できませんでした」では笑い話にもならない。なので、先ずはビルが開く朝6時にはビル前に着くことを考えなくてはならない。そう考えると、公共交通機関は使えない。

実は、向かいにホテルがあるという情報があったので、そこに泊まろうと思ったのだが、ネット検索しても全然出てこない。もう閉鎖されたようだ。

次は、Grabで朝早くに行く方法。選択肢はこれしかないだろう。なので、本申請にはこれで行こうと思う。プトラジャヤで宿を取りそこからGrabを使おうと思ったが、残念なことにプトラジャヤの宿は皆、駅から離れている。宿までGrabを使うというのも面倒だし、中心部から離れると空いた時間の過ごし方も考えなくてはならない。なので、中心部に宿を取り、費用はかかるがそこからGrabで行くこととした。

さて、今回の下見だが、KTMでプトラジャヤまで行き、そこからGrabを使ってみた。プトラジャヤからはGrabで15分ぐらい。ビル前に着けてもらった。

MM2Hセンターの入るビルの様子

入り口に入ると案内がある。案内では名前を書き、ビルのどの階に何の目的で行くかを記入する。そしてMM2Hセンターはこのビルの10階。案内から右手に入り、進むとエレベータがある。10階で降りるとすぐにセンター入り口が見える。

11時半頃に着いたが、座席の多くは写真のとおり埋まっていた。発券機はもちろんCLOSE。日本語で「完」と書かれている。何時頃に終了したのだろうか。

 

朝6時にビルの玄関が開くとの情報がある。8時過ぎに警備員が来るので、それまでは順番に並ぶこととなるがカバン等を置いておき、人は近くの椅子でゆっくりするしきたりらしい。そして、名前等を書き終わったらダッシュで10階へ行き、発券機で番号を取る。

最初、ビルの案内で名前等を書くのだから、それで順番は守られると思ったが、この名前等の記載は単にビルへ入った者の記録に過ぎず、MM2Hとは全く関係ない。なので、名前を書き終えてゆっくりしてしまうと順番が後になってしまう。あくまでも発券機で番号をもらうまでは気を抜かないようにしなければいけない。

ということを十分イメージして、帰りもGrabを使いプトラジャヤ駅まで戻った。Grabは行きも帰りもすぐに来た。この辺りでも十分運転者はいる様子。

プトラジャヤには有名な観光地のピンクモスクがある。ビザが下りたらその足で行ってみたい。