ホームページを作ってもらいたいという会社や個人は多い。何も知らないから、ホームページ作成業者頼みになるのだろうけど、せめて、これだけは知っておいた方が良いということがある。
蚤野は昔、プログラマーをやっていた。だから、ネット関係については熟知している。その関係で今でも色々と頼まれることがある。
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ホームページ作成を頼まれたがすぐに断られた
先日は、結局は依頼はキャンセルされたのだが、息子の付き合いのある会社からホームページ作成を頼まれた。現在、ホームページはあるが、ペラページなので、もう少しコンテンツを増やしてほしいというもの。
それを聞いて蚤野は次の点を確認した。
2 サーバーは誰が契約して管理しているのか。
3 サーバーのアップは誰がやるのか。
4 現在のホームページがあるなら、それはどのように作成したのか
息子がこの内容をその会社に伝えると、「(蚤野が聞いている内容が)何も分からないから、現在のホームページを作った会社に聞いてみた。その結果、「えっ、ホームページ作成会社を 変えるの?安くするからこれからも、うちを使ってよ」と言われたので、今回の話はなかったことにしてくれないか」という話になった。
まあ、好きにしてくれというものだが、こちらとしてはあまり面白くない。その憂さ晴らしでブログに書くのだが、ホームページ作成って絶対にぼられているよ。
この会社にしたって絶対にぼられている。まず、ホームページ作成は、作成と維持管理に分けて考えなくてはならない。
どうも、このあたりをごっちゃにしてしまう人が多い。兎も角作ってくれと依頼するのだ。ホームページ作成業者にとっては良いカモだ。
何も分からないとこのような頼み方にならざるを得ないのは理解はできる。きっと、作成と維持管理すべてを含めて頼みたいということだろう。
アパートや土地を借りると、毎月の家賃や地代がかかる。それと同じでホームページを常に閲覧できる状態にするにはサーバーを借りてサーバー費用(家賃、地代)を払い続けて行かなくてはならない。
ホームページという家を作ってサーバーという土地に置くのだ。
ホームぺージを作るということは家を作ること、維持管理とは土地代を払うことを意味する。
そこで蚤野が先に質問したことは
「1 コンテンツをHTMLファイルで作るだけか。ワードプレス等のCMSを使う必要はないのか」というのは家をどのように作るかということ。
「2 サーバーは誰が契約して管理しているのか。」というのは土地はどのような形で借りられているのかということ。
を聞いたに過ぎない。
このあたりが理解されなかったのだ。
で、結局既存のホームページ作成業者に継続してお願いしてしまったというわけだ。
この会社がホームページ作成業者を変えたらどうなっていたか
もしもこの会社が蚤野に鞍替えをしていたらどうなるか。
今のホームページ維持管理に月2万円を支出しているとのことだが、これはぼられている価格だ。
ペラページの維持管理にこんなにかかるはずはない。
だから、蚤野に頼めば殆ど原価で維持管理が可能でとっても経済的になる。
しかし、しかしだ。結果は悲惨なことになっていたのだ。別に蚤野が適当なホームページを作るというわけではない。
今よりも、立派で、年間2万円程度の殆ど原価の維持管理費で対応することができる。
それなら、なぜ悲惨になるかというと、現在のアドレスが変更されてしまうからだ。
アドレスはドメインを取得して唯一無二のものだ。既に、メールもこのドメインでやりとりしているはずだ。アドレスが変わるということは会社にとっては一大事だ。
そのアドレスはサーバーと連携されている。ホームページ作成業者を変えるということはそのサーバーを使わないということだ。ならアドレスは変わること必至。
アドレスを変えないでホームページ作成業者だけを変えることはできないかと思うだろう。それは可能だ。ドメインを新たなサーバーに向ければ良いだけだから。
ただし、これは既存のホームページ作成業者がやらなくてはならない。これから切られるという業者がやると思うかな??????
もしもやるとしても、どうせ切られるならと多大な金額を要求されるだろう。
結局は、アドレスを変えるか、ホームページ作成業者を変えないかの選択を迫られることになるのだ。
これは、ホームページを人質に取られるということに他ならない。
ホームページ作成を依頼する場合はサーバーは自社管理とすること
経緯はこのぐらいにしておいて、それではホームページ作成業者を変えてもアドレスを変えない方法はないのだろうか。
ホームページ作成を業者に依頼するにあたってはどういった点に気を付けなければならないのか。
巷には色々な説明がなされているが、どれも細かいことばかり書いていて要領を得ないと思う。
このブログは単に蚤野の個人ブログなので、損得なしの事実のまま書く。
ホームページ作成について全く何も分からなくても良い。
ホームページ作成をホームページ作成業者に頼むときに、ひとつだけ気をつけること、それは、「サーバーを自分で契約」することだ。「自社管理」とするのだ。これに尽きる。
これをやっておくとホームページを人質に取られることはない。
いつ何時でも、そのホームページ作成業者が気に食わなかったら変えることができるのだ。
何も分からなから当面はホームページ作成業者に任せて、仕事がひと段落したら自分で維持管理をしていきたいという場合も、こうしておけば自由自在だ。
まとめ
ぼられる、ホームページの作り方とは、全てをホームページ作成業者に任せてしまうことだ。
そうならないためには、サーバーは自社で借りて自社の決済としておくこと。こうしておくと維持管理費の内訳も明快になるし、ホームページ作成業者を変えてもアドレスは変わらない。
いいことずくめだ。
ホームページ作成業者からは、サーバーの維持管理が大変になりますよ、とか、支払いがされていないとホームページやメールがいつの間にかできなくなってますよと脅かされるかも知れないが、支払いを自動更新しておくことで防ぐことができるので大丈夫。
そもそも、サーバーの維持管理ってサーバー業者がやることであってサーバーを借りている会社がやることではない。
ホームページ作成業者にはぼられないように。