ワードプレスのウイルスを駆除することができても、グーグル検索結果は著しく低下してしまった。それだけではない。新しいコンテンツがグーグルに登録されるまでの時間が異常に長くなった。今まではサイト申請してから数時間で登録されていたものが、10日ほどかかるようになってしまった。ウイルス感染を除去したことから、グーグル検索結果が正しく自サイトに転送されるようになったのになぜか。

これは、数日間このウイルスの影響下にあり検索結果が正しく転送されなかったこと、そのうえ広告サイトの文字列でインデックスされたものも多くあり、サイト自体がグーグルから低評価されてしまったためだ。憎っくきウイルスである。

これをいかにして元に戻すかだ。

なお、今回のウイルス騒動の一覧は次のとおりである。



サイトを移転することにした

当該サイトアドレス下の検索評価が低下しているので、おそらく、時間が経てば元に戻るとは思うが確信は持てない。それに一度でもウイルスに感染したサイトアドレスを残すのは気持ちが良いものではない。

そこでサイトを移転してサイトアドレスを変更することにした。アドレスを変更することでグーグルからの評価をリセットできると考えたわけだ。

不幸中の幸いでブログはサブドメインで運用していたので、ブログの移転は簡単に行える。

新しいサブドメインを作成し、ワードプレスを設置してバックアップファイルから全く同じサイトを構築する。次に元サイトから新サイトへリダイレクトを行うことで容易に移転が可能だ。

サブドメインをそのまま転送させてはいけない

ところがここでひっかかるのは、サブドメイン毎リダイレクトをしてしまうと、広告サイトのアドレスも転送されてしまうということになる。

分かりにくいと思うので具体的には
https://noby.waou.biz/
という元のサブドメインを
https://kame.waou.biz/
というサイトに転送した場合

https://noby.waou.biz/coward533a/eaefde2799626.htm
が広告サイトとすると
https://kame.waou.biz/coward533a/eaefde2799626.htm
に転送されてしまい、ウイルスは除去されても当該アドレスにアクセスするとワードプレス上で「お探しのページは見つかりませんでした。」と表示はされるもののエラーとはならない。これは気持ちが悪い。404エラーを出さないとならない。

https://noby.waou.biz/coward533a/eaefde2799626.htm
このアドレスの場合は404エラーを出し、他の自サイトコンテンツの場合は正常に転送させなくてはならない。

そのためにはどうするかである。

自サイトのみ転送させる方法

そのためには自サイトのみを転送させることだ。自サイトのコンテンツがドメイン以下A,B,CがあるとするとA,B,Cのカテゴリーのみを転送させることだ。すなわち、特定のカテゴリのみを転送させるということに他ならない。

これは.htaccessファイルに次のように記載することで可能になる。

RewriteRule ^nikki/(.*)$ https://kame.waou.biz/nikki/$1 [L,R=301]

これはnikkiカテゴリのみを転送することになる。
このようにカテゴリ全てを個別に記載することで、記載されていない上記coward533aは転送されないことになる。

これで事なきを得たわけだが、まだ終わりではない。次にはURLの変更を伴うサイト移転をグーグルに通知しなくてはならない。

アドレス変更ツールの使い方

URLの変更を伴うサイト移転はグーグルサーチコンソールのアドレス変更から行うことができる。

そのためには、新サイトのサーチコンソール登録を先ず行っておかなくてはならない。別にこの操作はアドレス変更のためではなく、今後当該サブドメインでの運用には必須になるものだ。

旧サイトから新サイトへのリダイレクト設定をアドレス変更ツールで行うことになる。旧サイトの各URLからそれぞれ新サイトへのリダイレクトを設定しておく。

サーチコンソールの旧サイトのプロパティを表示し、メニュー「設定」>「アドレス変更」をクリックする。

https://search.google.com/u/2/search-console/settings/change-address

 

次の「新しいサイトを選択」で新サイトを選択する。実は、このサーチコンソールはブラウザ毎に設定されている(正確にはグーグルのログイン単位)ので、当該ブラウザでサイト設定しているドメイン全てがこのボックスで選択できる。

検証して更新ボタンをクリックすると次のように移行中と表示される。

検証する際にエラーが表示されることがあるが、その場合はエラーの内容どおり修正することになる。今回、はじめにエラーになったが、エラーの理由がトップのサブドメインが転送されていないというものであった。これは、各カテゴリごとに転送設定は行ったが、トップのサブドメインを転送対象にしてしまうと、そのサブドメインの全てが転送されてしまい、カテゴリ毎の転送が行われなくなってしまうのでトップサブドメインは転送設定していなかったためだ。

トップのサブドメインにアクセスされた場合はHTTPファイルにて転送設定を行っていたものだが、それではグーグルのサイト移転でエラーになる。このため、一時的にトップサブドメインも.htaccessで転送対象として移転を行った。この方法が正しいかどうかは不明だがエラーを回避する方法が他に見つからなかったことから急場しのぎで行った。

転送設定してしばらく経つが、いくらかは検索結果が戻ってきている。完全に元に戻るにはしばらく時間がかかりそうではある。改めてウイルスの脅威を実感している。

以上が検索結果を復旧させる方法だ。

以下は、少々余談になる。

ウイルスの中身を見てみた

ウイルスに罹患するなど二度とない(そう思いたい)だろうから、この機会にウイルスの中身を見てみることにした。

既にバックアップして感染から復旧しているが、復旧する前にどのファイルが悪さをしているか調べてみた。

その結果、感染したファイルはワードプレスのindex.phpと判明した。

index.phpはリネームして一時、サーバーにおいておいたので、ダウンロードするとパソコンのウイルスチェックに見事に引っかかった。念のため、ワードプレスのファイルを全てダウンロードし、ウイルスチェックを行ってみたが、感染していたのはindex.phpのみであった。

このindex.phpの中身は図1のとおりである。これからパターン部分だけを取り出したのが図2であり、この文字列で保存するとウイルスチェックに引っかかるファイルができあがる。

ウイルスの実態はないので、悪さをすることはない。
図1

ウイルス1
図2

ウイルス2


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