石見銀山はグリーンスローモビリティを使って回るのが正解、石見銀山の行き方、回り方

出雲大社への帰りに石見銀山を見てきた。石見銀山までは大田市からのバスを利用した。というか、車以外はバスでしか行けないので車を運転しない私はバス以外の選択肢はない。出雲市駅からJRに乗って大田市へ。ちなみに大田市は「おおだし」と読むらしい。「おおたし」かと思っていたが違っていた。

9時46分出雲市駅を出発。10時25分に大田市に着き、10時32分に発のバスに乗車。ここまでは順調。さて、それではどこで降りれば良いのだろうか。それらしき候補は3つある。石見銀山代官所跡、大森、石見銀山世界遺産センターだ。
ネットで回り方が出ていたが銀山コース、大森コースなどがあるらしいが、何がどう違うのかが良くわからないうえ、バス停のどこで降りて良いのかも分からない。

ここで無い頭を使って考えてみた。山に行くのだから、だんだんと山の上の方に行くものと思う。とすると一番遠いところで降りて、歩くと下山する方向に歩くことになるので楽ではないかと。だから、この場合は、石見銀山世界遺産センターで降りて石見銀山代官所跡方向に歩くのが正解ではないかと思い、石見銀山世界遺産センターで降りようと思い立ったところで、車内を見ると何と石見銀山観光MAPが置いているのではないか。

よく見ると、石見銀山世界遺産センターはメインの観光地よりも少々遠いようだ。バス運賃も石見銀山代官所跡は640円、大森680円、石見銀山世界遺産センターは760円だ。

どうも石見銀山世界遺産センターで降りるのはちょっと違うらしい。なので、ケチなこともあり、石見銀山代官所跡で降車。降車して驚いたのは、そこは、ひとっこ一人いない、ド田舎の風景。ぽつんとひとり37度の炎天下、路上に取り残されたといった感じ。乗車したバスには先客が2名いた、彼らは途中下車したので、石見銀山へは私ひとりが降り立ったのだ。土曜日の午前11時降車のバスで私一人とは驚いた。コロナ下とは言えなんということか。

まあ、観光しに来たので、兎も角観光と思い、石見銀山代官所跡へ。見終わり、さて、この炎天下これからどうやって観光をしようかと思っていると、レンタサイクル店の文字。歩くのはだるいので30年ぶりに自転車に乗ってみようと意を決して店まで行くと、休み。えっ、土曜日だろ、観光地だろ、ここはと思うが、休みなものは休み。

ただ、そこには小さい電気自動車があり、運転手がいたので「今日はレンタルサイクル店は休みか」と聞くと、そうだとのこと。これに乗っていくかいと聞かれたので、目の玉が飛び出る値段だったら困るので値段を確認すると、何と無料とのこと。すぐさま、乗車。

この車両は「石見銀山グリーンスローモビリティ」と言って現在試行運転中で無料となっている。今年度中には1000円程度で有料運航するらしい。

この車両で、散策路の頂上である石見銀山龍源寺間歩まで連れて行ってもらい、間歩を見学後、出口で再び乗車し帰路へ。途中、大森で降ろしてもらい、大森を散策。11時45分頃に出発し1時前に代官所跡帰着。代官所跡のバス停から再びバスに乗り帰路に着く。

銀山コース、大森コースなどと、それぞれのコースを別個に楽しめるかのように書かれているが、そんなことはない。要は、銀山コースでは間歩(銀山の穴)を大森コースでは街並みを見ることができるということで、せっかく石見銀山に行ったなら、その両方を見るべきだ。で、銀山コースでは観光地の頂上まで行かなくてはならず、ここは代官所跡のバス停から3キロほど。なので、できるだけ上りは歩きたくないなら、大森バス停で降りて2.3キロほどを歩くか、自転車か、モビリティかで行く。そうして帰りは大森まで戻ってそこから更に代官所跡まで散策しながら行くというのが正解。