マレーシア旅行記、南国情緒のマレーシア(八日目)

八日目

最終日

さて、今日で今回の旅行の全てが終わる。7泊もすると流石に疲れてくる。日本が恋しくもなる。チェックアウトは12時で飛行機の出発が夜の11時。出発までどこでどう過ごすかだ。

幸い今日は曇っていてそれほど暑くはない。市内探索と言っても大体目ぼしい所は見たつもりだ。連日のスケジュールなので、できるだけ今日は体を休めたいが、ホテルから出されるのでゆっくりと休む場所はない。そこで考えた。おじさんが、ひとりぽつんと休む場所はないか、傍から見ておかしくない場所は・・・。閃いた。そう映画館。

本には映画館があると書かれていた。その映画館を目指すが、今回も道がわからない。四苦八苦の末にようやく辿り着いた。

RM12(340円ほど)で、お金を払うと券を渡してくれた。2階と言われたので、2階から入ると、懐中電灯を持った係員が座席まで案内してくれた。館内はガラガラだ。

どうせ、時間つぶしなので、何をやっていても構わない。英語の字幕でもあればラッキーと思っていたが、マレー語で字幕なし。全く意味不明だが、アクションもので大した内容ではないのでスクリーンだけでも楽しめた。

そごうのバーゲン会場
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映画館を出ても、まだ時間があるので、「そごう」に寄った。店内は日本のデパートと何ら変わるところはない。

土産を買うのにお金が足らなかったので両替することにした。しかし、今日すぐに帰国するのであまり多く両替することもできないが、財布の中には1万円札しかなっかた。5000円ぐらいしか使わないと思うので1万円札を出して、5000円のみの両替はできるのだろうか。今までは、ただ、お札を差し出すと何も聞かれずにそのまま満額のリンギットが返って来たので、難しいとは思ったがダメ元で聞いてみた。

若い女性の担当者は一瞬戸惑ったようだが、別の担当者に確認して、しっかり、5000円札と5000円分のリンギットを戻してくれた。こんなことをするのは僕ぐらいなのだろうか。

空港へ

 泊まっていたパークロイヤルホテルに荷物を預けているので、一旦はホテルに戻らなくてはならない。そのホテルからはモノレールに乗ってKLセントラル駅まで再度戻らなくてはならないので、もう一度、道を確認するためにKLセントラル駅に出てモノレールに乗った。

初日に一度モノレールの駅に来ているのですんなり分かるかと思ったが、若干、迷ってしまった。迷ったためもあろうが、モノレール駅からKLセントラル駅までは結構距離があると思った。この距離を旅行バッグを抱えて歩くのはなかなか大変そうなので、タクシーを利用することにした。

ホテルのカウンターでタクシーを頼むと、流石に高級ホテルである。常時、タクシーがそのホテルに停まっていて、すぐに案内してくれた。メータを使うタクシーなのでぼられる心配は全くない。ただ、クアラルンプールの初乗りはRM2と聞くが、最初からRM6になっていたのはなぜだったのか、今でも分からない。

午後7時にホテルを出た。午後11時のフライトなので十分時間はある。しかし、丁度、夕方のラッシュに差し掛かり、KLセントラル駅までは渋滞が続いた。

十分時間はあるとは分かっていても、止まったまま動かないと、不安がよぎる。「もしかすると、地下鉄を使った方がベターなのでは」と口をすべらしてしまった。運転手は「自分は、地下鉄は使わないので良く分からない」という。それは、そうだろう、タクシーに乗っていて、運転手に地下鉄の方が良いかと聞くこと自体が間違っている。

渋滞はあったものの、それほど遅れることなく無事KLセントラル駅に着いた。失礼したので、RM26のところRM30を渡し、釣りは断った。ついでに「てりまかしー」。運転手が喜んでいるのが分かった。

KLIAエクスプレスで空港まで行く。到着間際、中国人が「この列車はKLIAエクスプレスか」と聞いてくる。「そうだ」と答えたが、空港まではこのKLIAエクスプレスとタクシー以外に交通機関はないのに、この人は何に乗っていたと思っていたのであろうか。

チェックインカウンター
暗い
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空港は本当に「暗い」。同じ、陸地のシンガポールチャンギ空港とは大違い。
空港のJAL受付カウンターにはてっきり日本人がいるかと思っていたがマレー人しかいない。日本語で挨拶してくるが、日本語が堪能とは思えなかった。

地下鉄のような乗り物の
乗り場
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チェッイン後は搭乗口まで地下鉄のようなもので移動。

予定通り、11時に離陸。