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■お勧めはマレーシア
海外に住んでみたい。そうした思いを抱いている方は多いと思う。
どの国に行くかは、貴方の好きなところとなるだろうが、個人的には、何といってもお勧めはマレーシア。治安、住みやすさ、どれを取ってもマレーシアには一日の長がある。
物価は生活のしやすさを左右する。マレーシアはインフレで一時期よりも物の値段は上昇しているとは言え、まだまだ日本の物価に比べれば安く、生活費もそれほどかからない。
マレー系、インド系、中華系と3つの人種が共存していて、それぞれが一定の距離を保ちながら生活していることにも興味が湧く。街中ではこうした人たちを普通にみかけて、見ているだけでも面白い。
食べ物も美味しく、屋台は日本とは違い普通に食事をする場所との位置づけで、メニューも豊富にある。
■MM2Hビザとは何か
海外に住むためにはその国のビザを取得しなくてはならない。マレーシアも例外ではない。3か月以内の滞在であれば日本人はビザを必要としないが、長期間の滞在には当然ビザが必要となる。
マレーシアに長期間滞在できるビザは、就労ビザ、学生ビザなどいくつかあるが、ここで紹介するのは「マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム」、いわゆるMM2Hビザ。
このビザを取得すると、10年間はマレーシアに住んだり、行ったり来たりすることができる。更新もできる。
極めつけは、マレーシアで定期預金を開設できるということだ。尤も、定期預金を開設するのがこのMM2Hビザの取得要件であるのだが。
私の場合は、もちろんマレーシアが好きということもあるが、この口座開設が主目的であり、金利の良いマレーシアで銀行口座を開設したいから、MM2Hのビザを取得しようとした。
余談だが、銀行口座に関しは、これから日本はハイパーインフレになり、口座残高が二束三文になる可能性がある。そうならないまでも、物価上昇に伴う目減りは避けられない。このため手持ちのお金はいくつかの口座に分け、海外の口座にも保有しておく必要がある。マレーシアの金利は3パーセント以上であるし、リスク分散のためには、このように海外に口座を持つことは大変有意義なことだ。
この口座開設に関しては詳しくはこちらで。
■MM2H申請ができる条件
50歳未満と以上とに分けられている。
[aside type=”normal”] 50歳未満
最低50万リンギット(約1350万円)以上の財産証明と月額1万リンギット(約27万円)以上の収入証明、仮承認がおりた後はそのうちの30万リンギット(約810万円)をマレーシアの金融機関に 定期預金すること。
[aside type=”normal”]
50歳以上は
最低35万リンギット(約945万円)以上の財産証明と月額1万リンギット(約27万円)以上の収入証明又は年金証明、仮承認がおりた後はそのうちの15万リンギット(約405万円)をマレーシアの金融機に定期預金すること。
詳しくは「マレーシア長期滞在 – ロングステイ」のwebサイトで確認してほしい。
http://www.tourismmalaysia.or.jp/long/long_5.html
■MM2H申請は業者に頼まず自分でやろう
MM2Hビザの取得は結構面倒くさい。まずは、手続きを仲介する業者があるので、手続きを自分でやるかこの業者に頼むかを決めなくてはならない。
業者はMM2Hセンターが認証しているところでなくてはならず、通常、2~30万円の手数料がかかる。業者に頼むと、何も考えずに、業者が言う書類を一つずつ用意して行けば良いので簡単である。一方、自分でやった場合はその分の手数料が浮くことになり経済的だが、自分で段取りを考え、必要書類を1から揃えなくてはならない。手間暇はとてもかかる。
兎も角、「面倒なことは嫌」という人は「業者に頼む」の一択だろうが、少し、手間暇がかかってもお金をかけたくないという人は自分でやることを考えた方が良い。
問題は、実際に自分でできるのかどうかということだが、私が思うに、必要とする書類は多く、現地でもサポートがなくて不安に感じるかもしれないが、英語が少しでもできるなら、必ず、自分でできると思う。
その英語の能力にしても、高度なものが求められるわけではなくお、中学生程度の文法を知っていて、MM2Hのサイトの英文を辞書を引きながらで構わないので理解できる程度で十分と思う。そもそも、その程度の英語力がなくては、これからマレーシアでの生活自体が難かしくなる。
なので、後は、やる気だけ。このサイトを見ながらチャレンジしてほしい。
自分でやってみてできないときに初めて業者頼みという選択肢もある。
■このサイトの趣旨
私は、先日MM2Hの申請を済ませた。申請にあたってはネットで色々と検索したが、個人申請をした経験談は数多くあるが、実際に申請しようとするとあまり参考にならないということを実感した。なぜなら、作成している書類がサンプル程度のもので原本が掲載されていないからである。
それは当たり前だ。個人的な内容で、汎用的かどうか分からないうえに、内容に自信が持てないからだ。中には、ウン千円で頒布しているサイトがあるが、この程度のものにこれはないだろうと思う。
このため、このサイトの特徴として、私が作成した書類は全て原本を見せようと思っている。
もちろん、個人情報は削除してのことだが、例えば源泉徴収票などはエクセルもダウンロード可能としているのでちょっとした参考にはなると思う。
先日MM2Hを取得できましたので、このサイトでは、その申請方法等を記載して行きます。
こんにちは。私は2012年に個人申請で取得しました。
取得後、半年もたてばいろいろ変わりますので、ブログで細かく紹介するのは正直、徒労に終わるかと思います。特に、今年は申請条件が大きく変わるようですし。
自分の感想は、仮承認までは個人申請で大丈夫ですが、本申請では個人ではできないリスクがあります。
現地での交渉に時間をかけられないのなら、仮承認後の本承認手続きのみを引き受けてくれる業者を探しておくのもアリだと思います。(手数料は最初から丸投げと大差ないと思いますが)
特に問題になりそうなのは、次の2点です。
・セキュリティボンド
厳密には、マレーシア在住の保証人が必要です。たいていは、いなくても承認が下りますが、マレーシア在住者(日本人でもいい)の名義を借りるハメになった人もいます。
・銀行口座
MM2Hの仮承認だけではダメで、マレーシアの住所(ホテルではダメ)がないと口座を開設できない銀行が増えてきました。複数回ればなんとかなるかもしれませんが、業者を使って住所を借りることになる可能性も覚悟をしておいた方がいいと思います。
コメントありがとうございます。
殆ど自己満足でやっています。
セキュリティポンドや口座開設のアドバイスありがとうございます。
仰る部分については初めての情報でした。
もしも取得できなかったら、その部分も含めて公開しいたいと思います。
(なお、本返信はCMSの再インストールの関係で先のものが消えてしまいましたので2回目のポストとなります。)
2018年7月23日から24日にかけて本申請しMM2Hビザを取得しました。
その際のセキュリティボンドの保証人についてですが、日本在住の日本人に証人になって貰い必要な
記入をしてもらった書類で大丈夫でした。また実際には証人であって保証人ではないので、依頼される人が
最悪金銭その他の責任を取るような余計な心配をする必要も無いと思います。
コメントありがとうございます。
日本人で大丈夫とのこと安心しました。
仮承認が下りたらそれでトライしてみたいと思います。
私も11月中にMM2Hの申請をする予定で、
まだ何も揃っておりませんが貴殿のブログを参考にして自己申請にチャレンジしたいと思います。
本申請の経過もブログで紹介していただくとありがたいです。
今後ともよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
現在、仮承認待ちですが、仮承認がおり次第再び状況をお伝えしようと思っております。
よろしくお願いいたします。
MM2H審査一時凍結という噂が出ていますが、何か情報はございませんでしょうか。
サカモト 様
こんにちは。
こちらに関連することが載っていました。
https://ameblo.jp/global-education/entry-12410078150.html
管轄が観光省から内務省に移管するようで、 審査会議を一時的に停止しているだけのようです。
nobyさま、どうもありがとうございます。
実は6月に受理されているにもかかわらず、いまだに仮承認が下りない状況です。8月から現在までPending Committee Approvalというステータスで一向に進みません。勿論毎月1度の割合で問合わせしていますが毎度「もう暫らく待て」と同じ返答のみで一向に進捗状況がわかりません。12月でもう7ヶ月目になりますが、こんなに遅いのは初めてなのではないかと思います。マハティール首相の方針の影響が大きいようですが、審査遅れと仮承認最新情報がネットでも極端に少なくなっていますね。ほかに同様の方がいらっしゃれば状況を知りたいです。
サカモトさん、こんにちは
サカモトさんは、私とほぼ同時期に送付したと思います。
私は、6月23日に送付して、受け取りメールをもらったのが7月5日でreference number通知は7月16日にありました。
Pending Committee Approvalになったのは10月ぐらいです。
11月22日にこのようなポストがありました。
https://britishexpats.com/forum/retirement-mm2h-205/mm2h-approval-hope-919155/
この方は5月31日に提出して9月1日にPending Committee Approvalになったが申請してもう5カ月になるのに一向に仮承認されないので、当局に聞いたところ審査中といわれたというものです。これに対して普通は5か月程だが場合によっては、7,8か月ぐらいはかかるというコメントがありましった。観光省から内務省に一時的に移管されることも影響しているかも知れません。
受理はされているので気長に待つしかないのかなと思っています。
それで、サカモトさんの仮承認がおりましたら是非お知らせいただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
nobyさま、
本日仮承認レーターが到着しました。Tobyさんはいかがでしょうか。丸一年かかりましたね。承認日は4月30日付けになってます。Web statusのほうを見たらなんとPending Committee Approvalです!(大笑)
なにはともあれ、安心しました。来月か遅くとも再来月には渡馬してVISAゲットしたいと思います。
おめでとうございます。
実は、私にも本日レターが届きました。同じく、4月30日付けです。次は、いよいよマレーシアに行って口座の開設を行わなくてはなりません。まだ働いているのでいつ行こうかと思っています。ところでこれから半年の間に手続きを終えなくてはなりませんが、その起算日は4月30日でよかったですよね。 MM2H has been approved, special committee 02/2019 dated 15.01.2019となっているので1月15日が起算になるのかとも思っていますが情報がありましたらお教えください。
Nobyさま
MM2H仮承認取得おめでとうございます。お互いにまったく同じタイミングですね。(笑)
6か月以内の本申請の起算日は4月30日ですね。1月15日は審査委員会の承認日となっておりますが、VISA10年間の起算日となるのかどうか本文からはわかりません。
普通に考えれば、これから本申請で承認された日から10年間だと思うのですが、マレーシアなので何とも言えませんね。どっちみちパスポートの残存期間からとても中途半端なので、パスポート切り替え時のVISA更新が必要となりまた面倒くさいのは確実ですね。旧パスポートが捨てられません。いや、それまでこの世にいるかどうかもわかりませんが(苦笑)
私は去年60歳定年退職して、自営業を営んでおります。いつのタイミングで店をたたみ完全移住するかまだ決めていませんが、どっちみち体にガタが来れば動けなくなりますのであまり先の心配をしても仕方ないのかもしれません。
まあ、一つずつ、できることしかできませんので焦らずにじっくり残りの人生を楽しもうと思います。
いつかNobyさんとマレーシアでお会いできましたら嬉しいです。その節はどうぞよろしくお願い致します。
ご返信ありがとうございます。
4月30日が起算点で安心しました。
マレーシアの口座開設、送金、本手続きとまだまだやることが残っていますのでこれからが勝負な気がしています。
本承認まで漕ぎつけて、早くゆっくりしたいと思っていますが、休みをどのように取るかを考慮中です。
マレーシアでお会いできたらうれしい限りです。
ありがとうございました。