Travelgenio(トラベルジェニオ)で航空券を買ってみた

普段東京へ行くには新千歳空港からLCCを使い成田経由で行っている。羽田だとどこのキャリアもバカ高いからだ。

先日、東京へ行く予定ができたので、ふとスカイスキャナーを使い、新千歳空港から羽田を検索してみた。いつもならピンポイントで成田を検索するのだが、本当に気まぐれで検索してみて、その結果に驚いた。

なんと、全日空、ANAですよ、ANA。これが6584円で出ているではないですか。安い、安すぎる。きっとANAでは何かキャンペーンをやっているのだろうと思い、ANAのホームページを見てみると、同一便の最低運賃は2万円近く。

流石にTravelgenioの価格は何かの間違いではないかと思ったが、そのまま、Travelgenioのサイトへ飛んで詳細を見た。

便の指定ページでは、残り3席となっている。この価格と残席数を考えると、もうこの機会でしか購入できないと思い、入力フォームではいくつかの違和感を感じたものの、そのまま購入してしまった。価格につられた衝動買いである。

購入後に流石に不安になったので、Travelgenioをグーグルで検索してみたら、出てくる、出てくるクレームの嵐。絶対に買わない方が良いというコメントばかり。

この時点で、相当後悔したが、後の祭りとはこのことを言う。

Travelgenioの入力フォームで感じた違和感

飛行機に乗れなかった場合の保険に関するフォームが2回出てきたこと。

身分証明番号かパスポート番号の入力が求められたこと。

座席選択画面では、指定が有料なのは良いが2名の申し込みなのに、指定できる座席が1席しかなかったこと。

こうした違和感はあったものの、海外代理店ではこんなものなのかなと思い、購入した。

ANAのサイトで予約状況を確認してみた

Eチケットはメールですぐに送られてきたので、ANAのサイトで予約状況を確認してみた。

しかし、どう入力しても該当は見つからなかった。

諦めかけていたときに、ANAのサイトの注意書きが目に入った。海外サイトで購入した場合の照会は別サイトとのこと。

別サイトで恐る恐る入力して見ると、間違いなく登録されていた。

流石に、本家本元のサイトで登録があるなら、搭乗できることに間違いないだろう。

座席は最悪同行者とは別になるかも知れないがそれは許容の範囲内。

Travelgenioの悪評の原因は何か

購入したばかりのときは、悪評が多いので、「Travelgenioは詐欺会社であり、お金だけ巻き上げられるのか」と思ったが、ネットでの悪評を良く見てみると

・日程変更や入力間違いで、Travelgenioへ連絡したが、繋がらなかったとか、対応が不親切だった。
・フライトが航空会社都合で変更になり乗り継ぎができなくなったのに対応してくれない。

といった苦情であった。

つまりは、基本的に便の予約自体は取れているということだ。

このことは何を意味するのかというと、アフターサービスさえ期待しなければチケット自体は問題なく取れているということ。

私見では、サービスを削っている分、価格が安い、つまりは、安いだけあって、サービスは期待できないと心掛けなければならないということだと思う。

安く買っておいて大手キャリア並みのサービスを求めるべきではないと考えている。

まとめ

ただ、いくら安くても何らかの変更等は生じる恐れはある。クレームの話は全て海外での話だったので、まあ、ここで買うのは国内便のみとした方が無難なのかも知れない。国内便だと何かあってもキャリアと話ができるし、チケットを買い直しても損害は僅かで済む。

また、飛行機に乗れなかった場合のフォローは追加サービスを申し込んでおくことで受けることができるが、これは利用しない方が良いと思う。キャリアが保障するものではなく、あくまでもTravelgenioが保障するものだからだ。実際にフォローを受ける場合の手続きが円滑に行くことは相当難しいことはいくつもの悪評が証明している。

それにしても、新千歳空港~羽田間の全日空便が新千歳空港~成田間のLCCよりも安いとは驚きしかない。価格を考えると本当に乗れるのだろうか。まだ一抹の不安は残っている。

オーバーブッキングで乗れないなんてことにならないように祈っている。

実際の搭乗は11月下旬なので、上手く乗れたかどうかは後日報告したい。
12/31追記 何ら問題なく乗れました。

でたらめのパスポート番号を入力したが大丈夫か 11/27追記

Travelgenioの入力フォームででたらめのパスポート番号を入力していたことを忘れていた。この欄は空白では進まず、妻がパスポートを持っていないので、正確に言うと私の番号等をそのまま入力していたのだ。

国内線であってももしかするとこの辺りがネックとなって搭乗できないなんてことになったら一大事だ。

念のために確認画面で出ているANAに電話してみた。すると、なぜか、国際線案内につながってしまったので、いったん切り、国内線の案内にかけ直し、予約番号を告げた。

すると、担当者曰く、「その番号は国内線の番号ではない」とのこと。私は、ちょっと固まってしまった。しばらくしてから、担当者は「国際線の番号と思われますので、国際線担当者に繋ぎます」と告げて担当が変わった。

調べる間にちょっと時間がかかったが、問題なく発券されており、パスポート等も求められることはないとのこと。

これで一安心した。海外の代理店なので、国内線であっても国際線予約扱いとなっていたものと思う。

 チェックイン、搭乗方法 2/16追記

「どのようにチェックインするのか」という問い合わせがありましたのでこちらにも投稿します。

自動チェックインはできません。 eチケットを持ってカウンターに直接行ってチェックインします。

R.4.9.21追記

以上、Travelgenioを実際に利用してみた状況を記載した。最近はコロナ禍も落ち着いてきたようで旅行の需要も高いためか、当サイトの閲覧も増えてきた。

恐らく、当サイトを閲覧する人たちは、本当にTravelgenioから「航空券を買っても大丈夫なの」と思っている方々だろう。

その答えのひとつとして、自分は大丈夫だったといった趣旨で当サイトを作成したが、それだけでは情報が少なすぎると思い至った。たまたま自分が大丈夫だっただけで、もしかしたら他の人たちはひどい扱いになっているかも知れない。

そう思い、もう少し調べてみた。Trustpilotというサイトがある。このサイトは口コミを集約したサイトだ。

ここで、画像のとおり検索してみた。この結果を見てほしい。「ひどい」の結果割合だけを見てみる。

Travelgenio 41%、 Gotogate 66% 、kiwi.com 29%、 eDreams 29% 、 Travel2Be 59%、 Trip.com 26%

といった結果になっている。Travelgenioは41%と半分弱の利用者がひどいと判断している。しかし、優良と言われている Trip.comでさえ26%もの利用者がひどいと考えている。4人にひとり以上だ。Gotogateに至っては66%だ。

つまり、どこのチケット業者であっても利用者の評価は「辛い」ということが分かる。

一方、「優良、ほぼ満足、まあまあ」を集計してみた。問題なく利用できた人たちの割合である。 Trip.comは71%、Travelgenioは55%となっている。

Travelgenioでは半数以上の人は問題なく利用できたことを示している。

これらの結果をどう見るかということになる。同じ数字でも人によって考え方はまちまちだ。その判断はあなたにしかできない。