マレーシア旅行記、南国情緒のマレーシア(六日目)

マレーシア旅行記6日目

スイスインホテル

混沌としているチャイナタウンなので全く気が付かなかったが、スイスインホテルは前回止まったホテル南洋の斜め前に位置していた。チャイナタウンのなかでは立派なホテルである。

フロントには中年男性がいた。先客の対応が終わり、僕の番になったが、「パスポート」とか「デポジット」と単語を並べるだけで全く機械的な対応。先客の説明を聞いていたと解釈したのか、エレベーターの場所さえ教えてくれなかった。

このホテルで部屋に行くのはなかなか大変だ。まず、1階(GL)のエレベーターに乗り2階に上がり、左手を奥へ奥へと進み次のエレベーターで6階まで行く。ちなみに、このエレベーターで地上階まで下がると裏口に出てチャイナタウンの喧騒の中にでることができる。裏口と言っても立派な出口である。

チャイナタウンの喧騒のなか
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そして、ここからのチャイナタウンが面白い。裏口から出たところは、実は道路には出ないのだ。外の道路の所謂、歩道部分に外界から遮断された天井のある通路のようなものを作りその中に店舗が並んでいる作りとなっているのだ。言葉にすると分かりにくいがそういう作りなのだ。

マレー鉄道

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マレー鉄道のマレーシア側はKTMコミューターというらしい。前日に購入しておいた券で乗車した。指定席で乗車券に表示されているシート番号の席に座らなくてはならない。エコノミーと2等があり、2等の料金はRM22。

取り立てて特徴のある列車ではない。強いて特徴らしきものを探すと窓の汚れだろう。内側が汚いのかと思い、手でさわってみたが、汚れている様子はなかったので、外側の窓を拭いていないのだろう。景色が歪んで見えるほどだ。加えて、蛍光灯は何本も切れていてそのままになっている。走行には問題なく、途中、車掌が2回ほど改札に来た。

隣にどんな乗客が来るのかと思っていたら、50代の男性マレー人が乗ってきた。

車中は静寂だった。

途中から乗客が増えはじめ、終点間際にはほぼ全席が埋まった。

出発は9時の定時(正確には1分前に発車した)で3時間でクアラルンプールに着いた。クッションも硬く、快適な旅とは言い難かったが、まあ、こんなものであろう。エコノミーならどんなんだったのだろうかと思った。